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BMW、「MINI クーパー」ディーゼルモデル計4945台をリコール 走行中にタイミングチェーンが破断してエンジンが停止するおそれ

製作期間は2014年7月1日~2015年5月29日

2021年1月18日 発表

改善箇所説明図

 ビー・エム・ダブリューは1月18日、タイミングチェーンが強度不足のため破断し、最悪の場合走行中にエンジンが停止して再始動できなくなるおそれがあるとして、「MINI クーパー D クロスオーバー」「MINI クーパー D クロスオーバー A4」「MINI クーパー SD クロスオーバー」「MINI クーパー D ペースマン」の4車種、計4945台のリコールを国土交通省に届け出た。

 対象車両の製作期間は2014年7月1日~2015年5月29日。不具合件数は48件で、事故は発生していない。

 不具合は、直列4気筒ディーゼルエンジンにおいて、タイミングチェーンの素材と表面加工の選定が不適切なため、強度が不足しているものがある。そのため、エンジン作動中にタイミングチェーンが破断し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止して、再始動できなくなるおそれがある。

 改善措置として、全車両、タイミングチェーンを対策品に交換する。