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タミヤ、大型F1模型「1/12 マルティーニ ブラバムBT44B 1975」などアップデート

タミヤ「1/12 ビッグスケールシリーズ No.42 マルティーニ ブラバムBT44B 1975」

 タミヤは5月13日に開幕した「第59回静岡ホビーショー」で大型のF1スケールモデルとなる「1/12 ビッグスケールシリーズ No.42 マルティーニ ブラバムBT44B 1975」や、「1/24 スポーツカーシリーズ No.359 1989 ザウバー メルセデス C9」を展示した。いずれも既発売モデルからデカールなどを改良。細かなアップデートが加えられている。

 1/12 ビッグスケールシリーズは、タミヤの誇る大型カーモデルシリーズで、各種F1モデルやスポーツカーがラインアップしている。しかしながら、大型ゆえに常に生産しているわけではなく近年では時期を限って限定生産。その際に細かなアップデートが行なわれている。

 今回の1/12マルティーニ ブラバムBT44Bでは、当時のF1ではスタンダードとなっていたDFVエンジン用にアルミ削り出しエアファンネルを用意。デカールも高品質で下色の透けることの少ないカルトグラフ製で、マルティーニカラーを再現している。全長355mm、全幅160mm、全高109mmで発売日は7月予定。価格は1万4080円。

大型スケールモデルのため細部まで精密に作られている
アルミ削り出しエアファンネルでディテールアップされたDFVエンジン

 限定生産アイテムとしてマルティーニ ブラバムBT44Bが選ばれたのは、世界的な巣ごもり需要で大型の模型制作熱が高まっていることと、とくに海外ではマルティーニカラーモデルの人気が高いため。マルティーニ自身はイタリアのスパークリングワイン&ワインメーカーだがモータースポーツのスポンサーとなることが多く、1970年代のポルシェ 935/936へのカラーリングでとくに日本でも有名になった(もちろん、それにもタミヤの模型が貢献している)。

 そのほか、ザウバー メルセデス C9もカルトグラフ製デカールやエッチングパーツを付属してアップデート再生産。1989年のル・マン24時間レースで優勝したCカーを再び手に入れられるように。グループCカーに関しては、毎年ル・マン24時間レースが開催される6月に合わせて人気のモデルを再生産することが多く、今年はザウバー メルセデス C9が選ばれたようだ。ただ、今年のル・マン24時間レースは8月に延期されており、ル・マン開催までの時間を使い、ゆっくり組み立てることが可能かもしれない。5月29日ごろ発売で、価格は3960円。

こちらは「1/24 スポーツカーシリーズ No.359 1989 ザウバー メルセデス C9」
リアカウルの取り外しができるため、完成後もエンジンまわりの風景を楽しめる