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三菱自動車、「eK」「eK スペース」/日産「デイズ」「ルークス」計30万2097台をリコール

2021年5月27日 発表

 三菱自動車工業は5月27日、「eK」「eK スペース」と日産自動車に供給する「デイズ」「ルークス」の計30万2097台のリコールを国土交通省に届け出た。対象車両ではエンジンECUの不具合により、制動停止距離が長くなるおそれがあるとしている。

 不具合は、エンジン制御装置(ECU)において、制御プログラムが不適切なため、幾つかの条件が重なったシーンでエンジンからブレーキ倍力装置への負圧供給が遅れる場合がある。そのため、最悪の場合では強い制動力が必要な場合に、通常より大きなブレーキ踏力が必要となり、想定よりも制動停止距離が長くなるおそれがある。

 改善措置として、全車両のエンジンECUの制御プログラムを対策仕様に書き替える。対象車両の製作期間は2019年3月13日~2021年3月19日。これまでの不具合件数は39件で、物損事故が1件発生している。