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ダイハツ、燃料装置不具合で計95万6221台をリコール 「タント」など計21車種

2021年6月24日 発表

 ダイハツ工業は6月24日、燃料装置(燃料ポンプ)に不具合があるとして21車種、計95万6221台のリコールを国土交通省に届け出た。

 対象となるのは「ミラ」「ミラ ココア」「ムーヴ」「キャスト」「ミラ イース」「コペン」「ミラ トコット」「タント」「ウェイク」「ハイゼット キャディ」「ムーヴ キャンバス」「ハイゼット トラック」、トヨタ自動車にOEM供給する「ピクシス ジョイ」「ピクシス エポック」「ピクシス メガ」「ピクシス トラック」、スバルにOEM供給する「プレオ」「ステラ」「プレオ プラス」「シフォン」「サンバートラック」の計21車種。製作期間は2017年7月3日~2019年5月8日。

 不具合は、燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあるというもの。

 改善措置として全車両、燃料ポンプを対策品と交換する。不具合の件数は584件で事故は発生していない。