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HKS、スバル「WRX STI」のパワーと冷却性能をアップする「インタークーラーキット」「コールドエアインテークキット」
2021年9月3日 12:41
- 2021年8月31日 発売
- インタークーラーキット:21万7800円
- 2021年8月16日 発売
- コールドエアインテークキット
- レーシングサクション付き:14万800円
- レーシングサクションなし:9万6800円
冷却効率をアップするインタークーラーキット
チューニングパーツメーカーのHKSは8月31日、スバル「WRX STI(VAB)」の吸入空気温度と冷却効率を手軽にアップできる「インタークーラーキット」を発売した。価格は21万7800円(適合年式:2014年8月~2019年12月)。
WRX STI(VAB)用インタークーラーキットは、車体側の加工が不要な完全ボルトオン設計としながら、540×180×100mm(幅×奥行き×厚み)の最大サイズのコアを使用。純正インタークーラーに対して幅で15mm、厚みで30mmほどコアサイズを拡大させているが、積層タイプの新規コアを採用することで、低圧力損失と高冷却効率を両立させている。また、STIのフレキシブルタワーバーを装着していても、干渉することなく装着できるのもポイント。
HKSの自社テスト結果では、装着すると5500rpm時で吸入空気温度-15℃・冷却効率15%アップ、最大で吸入空気温度-20℃・冷却効率20%アップを実現したという。
吸気温度を下げるコールドエアインテークキット
コールドエアインテークキットは、むき出し型エアクリーナー「レーシングサクション」のバージョンアップアイテムとして専用設計されたアイテム。
装着するとエンジンルームとエアクリーナー本体を完全に隔てられ、常にフレッシュエアを導入でき、安定したパフォーマンスが得られるようになる。クリーナーボックスカバーおよびダクトカバーにはカーボンクロスを使用し、オートクレーブ製法にせまる軽さと強度を持つインフュージョン製法で製作。表面は3k綾織のカーボンクロスとし、エンジンルームにレーシングな雰囲気をもたらしてくれる。
クリーナーボックス部はグラスファイバーを素材としたハンドレイアップ製法を採用し、艶消しカーボンとブラックカラーがエンジンルームをレーシーに引き締める。むき出しタイプエアクリーナーならではの、スポーティな吸気サウンドもスポイルしない構造となっている。
室温を管理できるシャシダイナモにて、WLTCモードを用いて環境条件に左右されずに実施したというHKSの社内テストでは、レーシングサクションのようなオープンタイプのエアクリーナーでは、停車時におけるエンジンルーム内温度上昇の影響を受けやすいが、コールドエアインテークを装着することでむき出しタイプのエアクリーナーでも、純正エアクリーナー同等以上に吸入空気温度を安定して低く保持でき、レーシングサクションの吸気効率はそのままに、ターボへより低温の空気を供給し、パフォーマンス向上に大きく貢献するという。
コールドエアインテークキットの価格は、レーシングサクション付きで14万800円となっているが、すでにレーシングサクションを装着しているユーザー向けに、レーシングサクションなしも9万6800円で設定している。
【お詫びと訂正】記事初出時、車両型式「VAB」を誤って「VBA」と記載しておりました。また、車両画像が適合外のS4となっておりましたのでお詫びして訂正させていただきます。