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ダチア、新型「ジョガー」5人乗りと7人乗りを設定したCセグメントファミリーカー

2021年9月6日(現地時間) 発表

ダチアの新型「ジョガー」

2023年にハイブリッドモデルを追加予定

 ルノーグループのダチアは9月6日(現地時間)、ミュンヘンモーターショー「IAA MOBILITY」にて、5人乗りと7人乗りを設定したCセグメントの新型「ジョガー」を発表した。

 ジョガーはダチアの製品戦略において第4の柱となるモデルで、小型シティカー「スプリング」、コンパクトカー「サンデロ」、SUV「ダスター」に続く多目的ファミリーカー。エステートの長さ、MPVの広さ、SUVのルックスなど、それぞれのカテゴリーの長所を融合し、価格と広さの比率がもっとも高く、オールラウンダーの車両としての多機能性を備えているという。

 ジョガーは、新開発の「TCe 110ガソリンエンジン」と「ECO-G 100エンジン」の2つのエンジンを設定。ECO-GはガソリンとLPGのバイフューエルで、自動車メーカーではダチアが唯一使用しているエンジン。また、2023年には、ハイブリッドエンジンを追加する予定とのことで、さらに利用しやすい7人乗りのハイブリッド車になるとしている。

 2021年11月にはヨーロッパを中心にトルコやイスラエルなど、約30か国で受注を開始する予定で、納車は2022年2月を予定。さらにダチアは、2025年までにさらに2つの新型モデルを発売する予定と公表している。

 ダチアのCEO、Denis Le Vot氏は「またしてもダチアは、多目的で手頃な価格のファミリーカーを再構築し、常識を変えようとしています。5人乗りまたは7人乗りのジョガーは、ダチアのポジショニングとスピリットを完璧に体現しています。記録的な広さとモジュール性による多用途性、魅力的で頑丈なデザインを備えたジョガーは、冒険のために作られました。ジョガーは、すべての人がモビリティを手に入れられるようにし、今後発売されるハイブリッドモデルで強調されているように、持続可能なモビリティを実現するというダチアのコミットメントを明確にしています。家族と一緒にいるとき、用事があるとき、余暇を楽しんでいるとき、ジョガーは理想的なパートナーです」とコメントしている。

ボディサイズは4547×1784×1632mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2897mm