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12月19日に開催される「Red Bull Race Day」にちなんだ特別イベント「Wings for Students Red Bull Motorsports Gathering」レポート
2021年12月14日 17:48
- 2021年12月13日 開催
レッドブル モータースポーツは、都市型複合モータースポーツイベント「Red Bull Race Day」を12月19日に東京の明治神宮外苑特設コースにて開催する。
このイベントにはレッドブル モータースポーツがサポートするレーシングマシンが参加。神宮外苑特設コースでの特別な走行を披露する。
参加予定の車両は以下のとおりだ。SUPER GTからは「TEAM Red Bull MUGEN」の「HONDA NSX-GT」。ドライバーは笹原右京選手と大湯都史樹選手。続いてスーパーフォーミュラから「Red Bull MUGEN TEAM Goh」の「SF19」。ドライバーは大津弘樹選手。そしてMotoGPから「LCR HONDA IDEMITSU」の「HONDA RC213V」。ライダーは中上貴晶選手。以上の3台、4名となっている。
このイベントを現地で観戦するにはチケットが必要だが、現地観戦チケットは非常に人気が高くすでに完売となっている。
しかし、イベントの模様は無料配信の「Red Bull TV」にて配信されるので自宅で「Red Bull Race Day」を観戦することも可能だ。Red Bull TV視聴用のアプリはWebサイトからダウンロードできる。
さらに現地観戦しても見ることができない「ピット内」の模様にフォーカスし、特別な臨場感を味わえる特別有料配信「Red Bull Race Day:オンラインパス」が専用Webサイトにて販売中。「Red Bull Race Day:オンラインパス」のチケットは800円でレッドブル・エナジードリンク250mlが付く。ドリンクの引き換えはファミリーマートのファミポートを利用した引換券を使用することとなる。
大津選手たちも登場した「Wings for Students Red Bull Motorsports Gathering」
「Red Bull Race Day」の開催を前に、レッドブルモータースポーツは東京都渋谷区の「ZeroBase渋谷」にて「Wings for Students Red Bull Motorsports Gathering」というイベントを開催した。
このイベントは東京六大学(東京大学、早稲田大学、慶應大学、法政大学、立教大学、東洋大学)の自動車部に所属する学生約20名を招待して行なったもので、「Red Bull Race Day」に登場するSUPER GT「TEAM Red Bull MUGEN」の笹原右京選手、大湯都史樹選手、スーパーフォーミュラ「Red Bull MUGEN TEAM Goh」の大津弘樹選手によるトークイベントのほか、モータースポーツにちなんだゲームであるF1のピット作業を体験できる「Red Bull Pit Stop Challenge」の学校対抗戦も開催された。
「Red Bull Pit Stop Challenge」はレッドブル・レーシングのF1マシン模型を使用して、F1のピット作業でおなじみの「タイヤ交換」を行ない、作業タイムを競うもの。各大学はレンチを操作する人、タイヤ交換をする人の2名を選出する。チャレンジできるのは2回でどちらか速いほうのタイムで順位が決まる。
自動車部の方々なのでタイヤ交換の経験はあるはずだが、センターロックナットの仕様であり、タイムを競うものとなると勝手は違うよう。イメージ通りの作業ができず苦戦する学校もあったが、冷静にそして迅速に対応した慶應大学 自動車部の方々が他を引き離すタイムをマークして優勝を飾った。
「Red Bull Pit Stop Challenge」は12月19日まで限定で東京都渋谷区の「ZeroBase渋谷」にて体験ができる。参加条件は18歳以上で会場での受け付けが必要になる。F1マシンのホイール、タイヤを持てる機会はそうあるものでないので興味のある人は会場を訪れてみてはどうだろう。また、会場には「Red Bull Race Day」に登場する笹原右京選手、大湯都史樹選手、大津弘樹選手のヘルメット、レーシングスーツの展示もある。
開催時間は平日が11時~19時。土日が10時~19時となっている。会場のZeroBase渋谷の所在地は東京都渋谷区道玄坂2-5-8。渋谷109の向かいになる。
Red Bullドライバーによるトークショー
トークイベントは約1時間とたっぷりの時間が設定されていて、ドライバーからはレース時の話から「Red Bull Race Day」を控えた気持ちのほか、学生の方からの質問に答えた。笹原右京選手はレースをするため単身欧州へ渡り、修行をした経験を話した。頼れる人がいないし英語が満足にできない状態であったとのこと。しかしそれでは厳しい競争の世界で残っていけないことから英語の勉強を両立させていったことなどを語った。
大湯都史樹選手は学生の方々と年齢が近いこともあって、距離を感じさせないフランクなトークですぐに場になじんでいった。大湯選手はプライベートでもクルマが好きで、愛車のホンダ「S2000」でサーキット走行を楽しんでいることやチューニング費用に相当な金額を投入していることなどを語った。
大津選手は幼い頃からレーシングカートに乗っていたが、高校生のときに資金不足で思うような活動ができなかったこと。その間、アルバイトしながらレンタルでフォーミュラカーに乗っていたことなどを語った。また、現在はフィジカル、メンタルの両方を鍛えるためにボクシングを始めたとのこと。
このような内容で約3時間の「Wings for Students Red Bull Motorsports Gathering」は終了。最後に参加された学生の方全員に「Red Bull Race Day」のとチケットがプレゼントされた。
Red BullといえばF1世界選手権にてマックス・フェルスタッペン選手が劇的なレース展開からの優勝でワールドチャンピオンに輝いたのはご存じのとおり。そんなお祭りムードの中開催される「Red Bull Pit Stop Challenge」、そして「Red Bull Race Day」の配信視聴への参加はまた特別な気持ちになれる体験となるのではないだろうか。