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欧州カー・オブ・ザ・イヤー2022、バッテリEV「EV6」で起亜自動車が初受賞

2022年2月28日(現地時間) 発表

欧州の第59回「カー・オブ・ザ・イヤー 2022」の受賞車はキア「EV6」

 欧州の第59回「カー・オブ・ザ・イヤー 2022」の授賞式が2月28日(現地時間)に開催され、キア(起亜自動車)のBEV(バッテリ電気自動車)「EV6」がイヤーカーに決定した。59回目を迎える欧州カー・オブ・ザ・イヤーにおいて、起亜自動車が受賞するのは今回が初めて。

 最終選考に残ったファイナリスト7モデルは、6台は完全な電気自動車で、7台目の「308」もガソリン車とディーゼル車、PHEV(プラグインハイブリッド車)が用意されるモデルとなった。

 ジュネーブで行なわれた授賞式では各モデルの得票が公表され、イヤーカーの「EV6」が279点、2位はルノー「メガーヌ E-Tech」の265点、3位はヒョンデ「アイオニック5」の261点。そのほか、プジョー「308」(191点)、シュコダ「Enyaq iV」(185点)、フォード「マスタング マッハ-E」(150点)、キュプラ「Born」(144点)の順であった。

キュプラ「Born」
フォード「マスタング マッハ-E」
ヒュンダイ「アイオニック5」
ルノー「メガーヌ E-Tech」
シュコダ「Enyaq iV」
PHEVモデルをラインアップするプジョー「308」

 2022年カー・オブ・ザ・イヤーの審査員は、欧州22か国を代表する59名で構成され、販売されている新車の中から最も優れたクルマを見つけ出すことを目的としている。COTY審査員長のFrank Janssen氏は「私たちは自動車産業から独立しており、カテゴリーもありません。最終的に勝者は1人だけです。参加者全員にトロフィーを用意するわけではありませんから、この賞が高く評価されているのはそのためです」とコメントしている。