トヨタ、ロシア事業について発表 「一刻も早く平和で安全な世界が戻ることを願いながら、ウクライナ情勢を注視」

トヨタは3月3日、ウクライナトヨタとロシアトヨタの事業に関する発表を行なった

　トヨタ自動車は3月3日、ウクライナトヨタとロシアトヨタの事業に関する発表を行なった。発表にあたり、「トヨタは、世界中の皆様と同じようにウクライナの人々の安全を憂いており、一刻も早く平和で安全な世界が戻ることを願いながら、ウクライナ情勢を注視しています。ウクライナとロシアで事業を行う企業として、私たちが何よりも優先していることは、すべての従業員、販売スタッフ、仕入先の皆様の安心と安全です。今回、トヨタは、広く公正な視野で事態を見極めた上で、下記、必要な意思決定をいたしました」とコメントしている。

　ウクライナトヨタにおいては、2月24日をもってすべての事業活動（販売・サービス拠点数：37拠点）を停止。

　ロシアトヨタについては、供給問題により、3月4日より当面の間、サンクトペテルブルク工場での稼働および完成車の輸入を停止（販売・サービス拠点数：168拠点）。サンクトペテルブルク工場における、ロシア市場向けRAV4とCamryの生産を停止する。

　なお、ウクライナトヨタ、ロシアトヨタ以外の欧州地域の製造・販売事業については影響はないとしている。