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日産、ウクライナにおける人道的危機に対して総額250万ユーロを超える支援 車両の寄贈も検討

2022年3月7日 発表

日産自動車グローバル本社

 日産自動車は3月7日、ウクライナにおける人道的危機に対して、総額250万ユーロを超える支援を行なうと発表した。

 また、常に人々の安全と生活を最優先に考え、「日産ケア基金(Nissan Cares Fund)」を創設し、従業員とその家族を含め、今回の危機に影響を受けている多くの人々を支援するための幅広い取り組みに貢献していくとした。

 日産は、赤十字社とその他NPOに100万ユーロを寄付し、家族や子供たちの命を救う支援や必要な物資を提供するため、現在進行中の緊急活動を支援。さらに、必要に応じて、車両の寄贈を行なう用意があるとしている。

 日産は、この特別基金に今回の危機の影響を受けている国々の従業員とその家族に対して経済的な安定と継続的な支援を提供するため、150万ユーロの資金を拠出。この支援には、それぞれの状況に応じて、転居費用、避難した家族の生活費、医療費、子供のための特別支援などが含まれ、従業員やパートナーは、この特別基金に金銭、食料、衣料などの物資を寄付できる。

 日産自動車 CEOの内田誠氏は「私たちは、多くの人々や家族、そして私たち日産ファミリーのメンバーが苦しんでいることに心を痛めています。私たちは、『日産ケア基金』を設立し、従業員とともに、この計り知れない人道的危機に24時間体制で対応している国際的な取り組みを支援していきます。そして、一刻も早くこのような状況が終結することを願っています」とコメントしている。

 なお、ロシアでの事業については、すでにロシアへの車両の輸出を停止しており、サンクトペテルブルク工場の稼働も近日中に停止する予定となる。