開幕戦のチケットがあれば入場無料 岡山でSUPER GT公式テストが始まる

土曜日午前中のトップタイムをマークした36号車 au TOM'S GR Supraの1分18秒150。2021年シーズンのチャンピオンマシンだが、36のゼッケン番号をつける

　3月12日～13日の2日間、岡山国際サーキット（岡山県美作市）でSUPER GTの公式テストが始まった。例年、ファン感謝デーと併催で開かれるSUPER GT公式テストだが、コロナ禍ということもあり2022年は公式テストのみの開催で、純粋に2022年シーズンのSUPER GTマシンの走りを楽しめるものとなっている。

　ファン感謝デーはないものの、2022年のSUPER GTシリーズは話題が豊富。GT500クラスでは日産の新型Zが新しく投入されるほか、トヨタのGR SupraやホンダのNSX-GTも改良を行なっており、2021年シーズンとは異なるレースの展開が予想される。ディフェンディングチャンピオンのGR Supra、最終戦まで争ったNSX-GTに、どこまで新型Zが迫っていけるのかは要注目となる。

新型Zの土曜日午前中のトップタイムは、12号車 カルソニック IMPUL Zが記録した。各社のタイム差は小さく、本番での激戦が予想される

　GT300クラスも新車や新ドライバーなど見所がたくさんで、2021年シーズンは速さと強さでほかのチームを圧倒したBRZに、どのチームが名乗りを上げるのかが楽しみなところだ。

GT300クラス、土曜日午前中のトップタイムは88号車 1分25秒210

　この岡山公式テストは、約1か月後の4月17日～18日に開幕する第1戦岡山と同じ舞台でのテストであるため、各チームは開幕戦へ向けさまざまなテストメニューをこなしている。そのため表に出たタイムが実力という訳ではないが、なんらかの目安にはなるかもしれない。

　また、公式テストは有料となっているが、第1戦岡山のチケットを購入していれば無料になる。第1戦岡山のチケットをすでに購入している人は、気軽に訪れやすいだろう。ただし、駐車場チケットは別売、入場人員にも上限があるとのことで、訪れる際は早めに訪れるのがお勧めとなる。

　土曜日午前中のトップタイムは、GT500クラスが36号車 au TOM'S GR Supraの1分18秒150、GT300クラスが88号車の1分25秒210。注目の新型車であるZは、12号車 カルソニック IMPUL Zが1分18秒522で8位となっていた。

GT300クラスの前年チャンピオン61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT。カラーリングも終わっておらず、いろいろテスト中なのだろう

GT300の注目チームBUSOU Drago CORSEの34号車 BUSOU raffinee GT-R

こちらも今シーズンから投入される30号車 apr GR86 GT