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トヨタ「ヤリス クロス」がくるり「loveless」のMVに登場

2022年3月31日 公開

佐野史郎さんと志田彩良さんが演じる祖父と孫の“なんでもない日常の中にある、心に残るワンシーン”を描いたMV

 チョコレイトは3月31日、アーティストとともにクルマをモチーフとしたMV(ミュージックビデオ)を制作する「feat.CARS (フィーチャリングカーズ)」プロジェクトとして、くるりが2014年にリリースしたオリジナルアルバム「THE PIER」に収録されている楽曲「loveless」とコラボレーションしたMVを公開した。

 このMVはトヨタ自動車のスポンサードにより制作したもので、キャストには俳優の佐野史郎さん、志田彩良さんに加え、くるりの岸田繁氏と佐藤征史氏を起用。“生活に寄り添うクルマ”として「ヤリス クロス」が用いられている。

 MVで佐野さんは野球好きの祖父として、志田さんはその孫として登場。妻を亡くしてからふさぎ込んでいたものの、草野球で日常を取り戻した野球好きの祖父と、その姿を毎週末ヤリス クロスで送り迎えをしながらうれしそうに見守る孫との“なんでもない日常の中にある、心に残るワンシーン”が描かれている。

くるり - loveless
くるり(画像左が岸田繁氏、画像右が佐藤征史氏):1996年9月ごろ、立命館大学(京都市北区)の音楽サークル「ロック・コミューン」にて結成。古今東西さまざまな音楽に影響されながら、旅を続けるロックバンド

くるり 岸田繁氏のコメント

 この世に降り立って数年越しの「loveless」。ついにMVをお披露目することになりました。この曲は私たちくるりの「真ん中」にあるメッセージを歌った楽曲です。そんな大切な曲を、素晴らしい役者さんたちが(野球選手たちも)物語にしてくれています。どこにでもあるような物語、しかしそれはとてもグッとくるお話です。志田さん、これからのご活躍楽しみにしています。佐野さん、久々にお会いできて、心よりうれしかったです。

くるり 佐藤征史氏のコメント

 まずは大好きな曲が映像になって感謝感激です。お元気そうな佐野さんとお仕事できたこと、すてきな志田さんにお会いできたこと、タンメンがおいしかったこと、すべてが最高でした。「loveless」は少し昔の曲ですが、皆さんの生活と新たに寄り添う曲になったらいいなと思います。お家で観て、クルマで聴いてください。

佐野史郎さん:1992年TBS金曜ドラマ「ずっとあなたが好きだった」桂田冬彦(冬彦さん)を演じ、脚光を浴びる。その後も、ドラマ・演劇・映画・ドキュメンタリー番組・ナレーション・朗読など数多くの作品に出演するほか、映画監督としても作品を発表。写真と音楽、幻想文学をこよなく愛する

佐野史郎さんのコメント

 くるりと出会って23年。ライブにも通い、ずっと聴き続けてきたけれど、まさかくるりのおふたりと共演させていただける日が来ようとは!! 孫役の志田彩良さんもくるりとフィルム写真がお好きだって言うんで、おじいちゃんはうれしくなっちゃったよ。「loveless」のメッセージ、今にジワリと響きます。

志田彩良さん:2014年短編映画「サルビア」で初主演を務め、女優デビュー。2017年「ひかりのたび」で長編映画初主演。2021年TBS系日曜劇場「ドラゴン桜」で小杉麻里役を演じ、大きな注目を集める。そのほか、ドラマ「チア☆ダン」(2018/TBS系)、「ゆるきゃん△」シリーズ(テレビ東京系)などに出演

志田彩良さんのコメント

 熱中できることがあって、怒ったり、笑ったり、泣いたり、一緒においしいものを食べたり。そんななにげない日常にこそ、愛や幸せが潜んでいるのだと感じました。撮影時は、くるりのおふたりと佐野さんから、昔のバンドのお話をうかがったり、クルマのシーンでは「loveless」や「東京」を流しながら、すてきなひとときを過ごさせていただきました。

松本壮史監督:CM、ドラマ、MV、映画などの映像監督。1988年埼玉県出身。2011年多摩美術大学卒業。2021年8月6日「サマーフィルムにのって」で長編映画デビュー。ほか、主な作品に映画「青葉家のテーブル」、ドラマ「お耳に合いましたら。」、MV「江本祐介/ライトブルー」など。第13回TAMA映画賞 最優秀新進監督賞

松本壮史監督のコメント

 俳優、スタッフともにくるり大好き人間が集まって楽しく作りました。どこにでもある風景と人とクルマによる日常の物語ですが、50年後に観ても色あせないものになった気がします。見どころはなんと言っても出演者の4名です。佐野史郎さん、志田彩良さんは言わずもがなですが、岸田コーチの絶妙なしぐさの数々と、佐藤店主の自然すぎる受けの芝居に注目してください。