マツダ、広島本社の「マツダミュージアム」を全面リニューアル 「オンラインマツダミュージアム」も開設

「マツダミュージアム」を全面リニューアルして5月23日から一般公開（写真はエントランス）

　マツダは、創業からの歴史やヒストリックカーなどを展示する「マツダミュージアム」（広島本社敷地内）を全面リニューアルし、5月23日から一般公開を開始する。入場料は無料で、休館日は土、日および同社の休業日（年末年始、ゴールデンウィーク、夏期休暇など）。

　今回のリニューアルではユーザーや地域の人により親しんでもらうこと、ブランド発信拠点としての機能を強化することを目的とし、施設全体の空間デザインや展示内容を刷新。また、多くの人に「マツダミュージアム」の展示を見てもらえるよう、マツダの公式サイトに「オンラインマツダミュージアム」を開設した。

　新しくなったミュージアムでは、モノトーンの配色と温かみを感じさせるウッドや照明を組み合わせた内外装により全体を最新のブランドコンセプトで統一し、品格・質の高さと温かみが調和された居心地の良い施設を実現。また、館内を10の展示ゾーンで構成し、各ゾーンのテーマに合わせて色合いや照明などによる演出を行なうことにより、100年以上にわたって世に送り出してきたクルマに込めた想いと、次の100年に向けたマツダのビジョンを、ミュージアム全体でストーリー性をもって体感できる展示にしたという。さらに、エントランスホールに最新のクルマを展示するとともに、落ち着いて過ごせるコーナーを設け、よりマツダブランドに親しんでもらえる空間に仕上げた。なお、実際の工場内を見られるコース（車両組立）は、今後も変わらず見学できるようになっている。

　マツダミュージアムの見学・予約方法については、完全予約制のためインターネットで予約する必要がある。予約受付は5月16日より開始する予定。

エントランス（ブランドスタイルを表現したホールと最新のマツダ車）

ゾーン1（1920年～1959年：モノ造り精神の原点）

ゾーン2・3、5・6・7（1960年～：総合自動車メーカーとしての歩み）

ゾーン4（モータースポーツ：企業と技術の威信をかけた世界への挑戦）

ゾーン9（生産ライン見学）

ゾーン10（次の100年に向けたマツダのビジョン）

　一方、オンラインでは各ゾーンの解説に加え、ドローンで撮影した臨場感のある館内映像を取り入れた「オンラインマツダミュージアム」や、自動車産業やクルマづくりについて分かりやすく説明した子ども向けコンテンツ「マツダキッズチャンネル」を楽しむことができるという。