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メルセデス・ベンツ、新型プレミアムスモールバン「Tクラス」公開 7名乗車仕様のロングホイールベースモデル登場の予告も

2022年4月26日(現地時間) 公開

新型プレミアムスモールバン「Tクラス」公開

 メルセデス・ベンツは4月26日(現地時間)、新型プレミアムスモールバン「Tクラス」を公開した。詳細な価格はアナウンスされていないが、ドイツでのスタートプライスは3万ユーロ以下とのこと。

 新型Tクラスのグレード展開は1.5リッターディーゼル仕様の「T 160 d」(70kW/95HP、260Nm)と「T 180 d」(85kW/116HP、270Nm)、1.4リッターガソリン仕様の「T 160」(75kW/102HP、200Nm)と「T 180」(96kW/131HP、240Nm)の計4モデル。トランスミッションは6速MTとともに7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を用意し、すべてのエンジンにECOスタート/ストップ機能を搭載した。

 ボディサイズは4498×1859×1811mm(全長×全幅×全高)とし、アクティブなファミリーやスポーツ愛好家まで、小型ながら広い車内スペースを求めるユーザーに向けて開発された。今回発表されたのは5名乗車仕様となるが、今後7名乗車仕様のロングホイールベースモデルが続くことが予告されている。

 テールゲートを開けた際のフロア高は561mmと、重い荷物の積み込みを容易にするとともに、オプションで2セクションに分かれる仕様も用意。また、車体両側に備わるスライドドアの開口部は614×1059mm(幅×高さ)を確保し、後席への快適なアクセスを可能にした。

新型Tクラスのボディサイズは4498×1859×1811mm(全長×全幅×全高)

 また、インテリアでは7インチタッチスクリーンを備えたMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)インフォテインメントシステムをはじめ、5.5インチカラーディスプレイ付きインストルメントクラスター、タッチコントロールボタン付きのマルチファンクションステアリングを装備し、LEDのアンビエントライトは最大8色から選択可能。

 安全装備についてはタイヤ空気圧警告システムや緊急通報システムとともに、ヒルスタートアシスト、クロスウィンドアシスト、アテンションアシスト、疲労警告システム、クロストラフィック機能付きアクティブブレーキアシスト、アクティブレーンキーピングアシスト、ブラインドスポットアシスト、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック、アクティブステアリングアシストなどが標準装備される。

新型Tクラスのインテリア

 なお、Tクラスのプラットフォームは内燃機関とBEV(バッテリ電気自動車)に対応するとしており、eVito、eSprinter、EQV、eCitanに続いて現在開発中となるTクラスの完全電動バージョン「EQT」をもって電動バンのラインアップを完成させるとしている。