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京セラの自動運転バス「トロタ」 「いちご一会とちぎ国体」で実証実験
2022年9月27日 14:03
- 2022年9月26日 発表
京セラは9月26日、先進モビリティと開発中の自動運転バス「trota(トロタ)」が、栃木県宇都宮市で開催される国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」で行なわれる自動運転の実証実験に使用されることを明らかにした。トロタを使用した実証実験は、会場(栃木県総合運動公園)と最寄り駅(東武線西川田駅)を結ぶ区間において、9月29日~10月11日の期間実施される。
京セラが先進モビリティと開発中の自動運転バス「トロタ」は、京セラが開発したステレオカメラ、周辺検知カメラ、ミリ波レーダーと、先進モビリティと共同開発したECUシステムを搭載。加えて、LiDAR(Light Detection And Ranging)や信号検出用カメラ、GNSS(Global Navigation Satellite System)アンテナなどのセンサー・システムも搭載している。
トロタを使用した実証実験では、緊急時には同乗のドライバーが手動介入する自動運転レベル2で運行。トロタは、これまで2021年10月4日~22日の19日間、京セラ滋賀八日市工場と滋賀蒲生工場間の公道を含む約1kmの区間を運行する実証実験なども行なっており無事故での走行実績が評価された。
同実証実験は、2025年度に自動運転システムを導入した路線バスの本格運行を目指す「栃木県ABCプロジェクト」の一環として実施されるもので、自動運転バスの運行により国体期間中の来訪者の利便性向上と自動運転バスの有効性検証を図る。