スズキ、富士山朝霧Biomassへ出資 循環型社会の形成に貢献

富士山朝霧Biomassへ出資

　スズキは10月21日、合同会社富士山朝霧Biomassへ出資したと発表した。

　富士山朝霧Biomassは2021年に設立され、朝霧バイオマス発電所を所有。朝霧バイオマス発電所は2022年度内の稼働・売電開始を目指している。

　富士山朝霧Biomassは、地元の酪農家や農家から回収した牛ふんを発酵させて精製したバイオガスを燃料として、朝霧バイオマス発電所で発電。その電力は地元の電力会社を通じて地域へ供給されるほか、発酵の過程で生じる残渣（消化液）は有機肥料として販売される。

　スズキは、富士山朝霧Biomassへの出資を通じて、地域の資源（牛ふん）を使って電気や有機肥料を生み出すことで、地域の活性化に貢献。また、富士山朝霧Biomassから得られる知見や経験を、インドでのバイオガス実証事業にも活かしていく。

　スズキは、富士山朝霧Biomassやインドのバイオガス実証事業を通じて、循環型社会の形成に貢献していくとした。