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HKS、車内の置き去りを防ぐ「送迎バス安全見守り装置」開発 静岡県内幼稚園で実証実験開始

2022年11月22日 発表

 エッチ・ケー・エスは11月21日、送迎バスの乗降時の所在確認や置き去りを防ぐことを目的として、車載用IoTデバイスを活用した「HKS 送迎バス安心見守り装置サービスMAMORU(仮名)とHBAS-DR1 ROKUGA(仮名)」を開発して、静岡県内の幼稚園にて実証実験を開始したと発表した。実証実験は、期間は3か月で、現場の意見を商品にフィードバックさせることを目的としてしている。

 HKS 送迎バス安心見守り装置サービス MAMORU(仮名)は、送迎終了時に、車内最後部に設置したスイッチを押すといった、ひと手間で、人による目視確認と車内に設置した人感センサの両方にて所在確認を行ない、置き去りを防止する装置。目視確認後、確認スイッチを押すと人感センサが作動。施錠後(ドアが閉まる)に万が一、人が残っていた場合はセンサが検知し、クラクションがなるとともにハザードランプが点滅し、周囲に知らせる。また、このような緊急事態時には、メールで知らせることもできるとしている。

 HKS 送迎バス安心見守り装置サービスHBAS-DR1 ROKUGA(仮名)は、同社商品の360°通信型ドライレコーダーを、送迎バス向けにカスタマイズしたモデルで、ドアが開閉する度に、乗降状態を録画しクラウドに送信。現時点や過去の乗降を、クラウド上で確認することができるとしている。MAMORUとROKUGAの両方の装置を設置することで、運転者だけでなく、運行管理者にも瞬時に状況がわかるシステムを構成することができるとしている。