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ホンハイのEVも登場、台湾最大の自動車関連展示会「TAIPEI AMPA 2023」開幕 TAITRAの黄志芳会長がICTをアピール

「TAIPEI AMPA 2023」開幕にあたりあいさつを行なうTAITRA 黄志芳会長

「TAIPEI AMPA 2023」「AUTOTRONICS TAIPEI」「2035 E-Mobility Taiwan」開幕

 台湾 台北市で自動車部品・用品の見本市「TAIPEI AMPA 2023」が開幕した。TAIPEI AMPAは台湾最大の自動車用品・部品の見本市として知られ、このTAIPEI AMPAと併催で「AUTOTRONICS TAIPEI」「2035 E-Mobility Taiwan」も開幕、AUTOTRONICS TAIPEIはバッテリEVなど電気自動車やADAS関連が展示されたほか、2035 E-Mobility Taiwanではカーボンニュートラル関連の展示が行なわれた。このTAIPEI AMPAを中心とした3つの展示会は、台北南港展示センター(TaiNEX)で4月12日~15日の4日間にわたって開催される。

 開幕日となる4月12日は10時からオープニングセレモニーを実施、TAITRA(Taiwan External Trade Development Council)の黄志芳(James C.F.Huang)会長があいさつを行なった。

クルマの歴史を紹介。テスラを近年のターニングポイントとして取り上げた
台湾はICTに優れると紹介
台湾はモビリティのエコシステムにおいて大きな役割を果たす

 黄会長はモビリティの歴史に触れ、1986年の自動車の発明、2008年のバッテリEV テスラ ロードスターの登場、2021年のゼロエミッションカーをトピックとして紹介。クルマの電動化などにおいて台湾の役割は大きくなっているとし、ICT(Information and Communication Technology)に優れる台湾は、半導体技術や柔軟性などの能力を持ち、電動車や自動運転、自動車技術、自動車用品などを提供できるとし、モビリティのエコシステムについて紹介し、未来はここから始まると語った。

 台湾電機業界、台湾政府としても、この展示会に注力しておりTEEMA(Taiwan Electrical and Electronic Manufacturers' Association、台灣區電機電子工業同業公會) Richard Tsu-Chin Lee,Chairman、MOEA(Ministry of Economic Affairs,R.O.C.、中華民國經濟部) Chern-Chyi Chen,Deputy Ministerらがあいさつ。展示会への期待を述べた。

TEEMA Richard Tsu-Chin Lee,Chairman
MOEA Chern-Chyi Chen,Deputy Minister
オープニングセレモニー後のフォトセッション

ホンハイのEVが展示され、トヨタのFCEV「ミライ」も登場

Bセグメントを狙って作られたホンハイのEV「モデルB」

 展示会場で大きな注目が集まっていたのが鴻海精密工業(ホンハイ)。ホンハイのブースではモデルC、モデルB、モデルVの3台のバッテリEVを展示。技術展示も行なっており、ホンハイのEVプラットフォームが理解できるよう工夫がされていた。

 また、2035 E-Mobility TaiwanではFCEV(燃料電車)のトヨタ「ミライ」を展示。バッテリEVのbZ4Xなどとともにカーボンニュートラルの世界を訴求。会場ではモリゾウ選手による水素カローラのレース参戦映像も放映されていた。

オープニングセレモニーを終えたメンバーも、ホンハイのブースへ
モデルBに実際に乗り込んで確認
モデルBの前で記念写真。台湾がホンハイのEVにかける期待が分かる
「TAIPEI AMPA 2023」「AUTOTRONICS TAIPEI」「2035 E-Mobility Taiwan」の展示会が開催されているTaiNEXのホール1