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ホンダ、新型「アコード」先行公開 全方位安全運転支援システムHonda SENSING 360など国内初搭載し2024年春発売

2023年9月21日 発表

11代目のアコードが日本へ導入されることが発表された

11代目のアコード

 本田技研工業は9月21日、2024年春発売予定の新型「ACCORD(アコード)」に関する情報をホームページで先行公開すると同時に、発売に先駆けて専用予約を2023年12月に開始する予定とアナウンスした。

 アコードは、1976年に初代が誕生し、時代に先駆ける技術や価値を取り入れながら社会ととともに進化し、グローバルモデルへと成長した1台。11代目となる新型アコードは、「Drivin by my ACCORD」をグランドコンセプトに開発。初代から一貫して持ち続けた“人と時代に調和したクルマ”の思想を継承しつつ、ホンダの最新の安全技術や先進装備を搭載し、オーナーがアコードとともにより高みを目指せるようなモデルに仕上げている。

 エクステリアは、ロー&ワイドなプロポーションを踏襲し、力強いノーズと伸びやかで流麗なフォルムを採用。また、フルLED化を採用した薄型ヘッドライトと、横一文字のリアコンビネーションランプにより、ワイドな印象を強調した。

 パワートレーンは、直列4気筒2.0リッター直噴アトキンソンサイクルエンジンと、高出力モーターを採用した新開発の「2モーター内蔵電気式CVT」を搭載。最大トルクを大きく向上させながらも優れた静粛性を両立し、e:HEVの上質で爽快な走りに磨きをかけている。

エンジンルーム

 インテリアは、水平基調のデザインや統一感のあるコーディネート、また手に触れやすい部分にソフト素材を使用し、上質な仕上げを行ないつつ、心地よくくつろげる室内空間を実現した。加えて、インパネラインやドアラインなどに、7色から好みの色を設定できるマルチカラーのアンビエントライトを標準装備。

 また、12.3インチのHonda CONNECTディスプレイ、10.2インチフルグラフィックのバイザーレス液晶メーター、さらに11.5インチ相当の大型ヘッドアップディスプレイを採用し、使いやすさと見やすさを向上させたインターフェースを実現。さらに、1つのダイヤルで複数の機能を操作できる「エクスペリエンスセレクションダイヤル」を国内のホンダ車として初採用。ユーザーごとのエアコンの温度設定や、オーディオソース、照明など、車内機能を一括設定することも可能とし、パーソナライズされたお気に入りの車内空間を実現している。

インテリア

 そのほかにも、国内のホンダ車として初めて車載向けコネクティッドサービス「Googleビルトイン」を搭載し、Googleアシスタント、Googleマップ、Google Playなどを車内で使用でき、モビリティライフをより便利で快適なものに仕上げた。Googleマップはメーター内に表示することも可能となっている。

 最新の全方位安全運転支援システム「Honda SENSING 360(ホンダ センシング サンマルロク)」を日本向けとして初搭載。約100度の有効水平画角を持つフロントカメラセンターに加え、フロントレーダーと各コーナーに計5台のミリ波レーダーを装備することで、360度センシングを可能とした。これにより従来の機能に、前方交差車両警報、車線変更時衝突抑制機能、車線変更支援機能が加わり、より安心・安全な運転環境を両立させている。

 2025年には、ドライバーの異常や周辺の環境を的確に検知して事故のリスクを減らすことで、ドライバーの運転負荷をさらに軽減させることを目指した「Honda SENSING 360 次世代技術(ハンズオフ機能追加)をアコードに搭載し、発売する予定という。

【お詫びと訂正】記事初出時の一部表記に誤りがありました、お詫びして訂正させていただきます。