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タイ10時間レースに参加する新型プリウス、パワーアップ&電池マシマシで号口シフトレバーを装備して世界初公開

タイ10時間レースで世界初公開された新型プリウス ハイブリッドレーシングカー

パワーアップし、電池マシマシな新型プリウス

 トヨタ自動車は、タイ10時間レースに参戦する新型プリウスで練習走行を開始した。この新型プリウスは、カーボンニュートラル燃料を使用し、脱炭素時代におけるレーシングハイブリッドの可能性を追求するために耐久レースに参戦していく。

 現時点で分かっていることは、エンジンのパワーアップ、ハイブリッドモデルながら電池搭載量の増大などが図られているといい、熱的に厳しい状態での動作を確認していく。

新型プリウスのサイドシルエット。非常にレーシーだが、変更点はわずか
フロントには整流用のバルジを追加
低くワイドなフロント部分

 外観から分かることは、大型ウィングを装備しており、フロントまわりに整流のためのバルジが2箇所設けられている。室内は、レースレギュレーションに対応するための燃料タンクが設けられるほか、レース仕様のシートなどを装備。ちょっと変わったところでは、シフトレバーに関しては号口(トヨタ用語では、市販用)のものを使用。レーシング仕様の室内に対し、異彩を放っている。

 下まわりをのぞくと、後部には冷却用のクーラーを装備。位置的に電池用の冷却装置と思われるが、今後確認していきたい部分。詳細は今後明らかになっていくと思われる。

大型のリアウィング
リアまわり
底面にはクーラーの付加がなされている。用途は電池冷却か?
室内には、号口シフトレバーが