ニュース

鈴鹿でスーパーフォーミュラ開幕、年間の集客目標は22万人 近藤真彦会長は集客に手応えを感じ決勝では早出のアナウンス

JRP(株式会社日本レースプロモーション)取締役会長 近藤真彦氏

 日本最高峰のレーシングシリーズ、スーパーフォーミュラ開幕戦「NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース」が3月9日~10日の2日間にわたって鈴鹿サーキットで開催されている。

 9日土曜日は予選が行なわれ、決勝は10日の日曜日に行なわれる。例年より1か月開催が早まった鈴鹿2&4だが、ファン感謝デーのプラグラムを取り込んでの開催ということもあり、多くの人が訪れている。

今シーズンからカーボンヘルメットを供給する株式会社アライヘルメット 取締役副社長 新井章仁氏を囲んで記者会見

 観戦アプリ「SFgo」の導入、インターネット放送「ABEMA」での生中継など改革を勧めるスーパーフォーミュラでは観戦客も増えており、2023年シーズンは2022年シーズン比で160%になった。

 2024年シーズンは、女子高生レーサーであるJuju選手、2023年のF2チャンピオンであるテオ・プルシェール選手、同じくF2帰りの岩佐步夢選手の参戦に加え、ドライバーのチーム移籍など話題も豊富。国際的なドライバーの参戦により、スーパーフォーミュラの国際的な注目も高まっている。

 9日土曜日にはスーパーフォーミュラを運営するJRP(日本レースプロモーション)が定例会見を実施。取締役会長 近藤真彦氏、代表取締役社長 上野禎久氏、今シーズンからFIA規格のカーボンヘルメットを提供するアライヘルメット 取締役副社長 新井章仁氏が参加した。

 その中で上野社長は、今シーズンの集客目標が22万人であると語り、多くの人に楽しんでもらうためにさまざまな改革を実施しているという。この開幕戦も多くの人が来ており、予選日のオープン時刻には開門した瞬間に人々が走る「開門ダッシュ」を見る機会があり、「心の中で、転ばないでね」と願ったという。予選日であるにもかかわらず、鈴鹿にはそれほどの人が訪れ始めている。

 近藤会長は、「ちょっとこの後、上野社長にお願いしてSNSで」と告知について依頼。スタート時刻に間に合わない人が出ないよう、「何とかもう少しみなさん家を早く出てきていただいて」というアナウンスを行なうようだ。

 近藤会長は世界的なモータースポーツへの追い風も感じており、「今世界中で、少し何かモータースポーツがよくなってきているんじゃないかなと思う。このブームの波に乗らない手はないなと」と語り、例えば土曜日には、コンサートイベントを併催するとかなどの案を挙げていた。

【お詫びと訂正】記事初出時、鈴鹿2&4はファン感謝デーとの併催としておりましたが、正しくはファン感謝デーのプログラムを取り込んでの開催となります。お詫びして訂正させていただきます。