ニュース

スーパーGT、「レースクイーン」の呼称を「レースアンバサダー」に変更 性別指定を撤廃し着ぐるみを含むことを可能に

スーパーGTを運営するGTAは、「レースクイーン」の呼称を「レースアンバサダー」にすることを発表した

 スーパーGTを運営するGTA(GTアソシエイション)は3月15日、「レースクイーン」の呼称を変更することを発表した。今後は、「レースアンバサダー」にするという。

 当初、変更後の呼称は「レースアテンダント(仮)」とで発表されていたが、

1.ファンや観客との交流を通じ、チームスポンサー企業のブランドや製品の認知度向上に寄与
2.所属チームの応援団として当該チームのPR活動や認知度拡⼤に貢献
3.SUPER GTに参戦するエントラントの⼀員として、SUPER GTシリーズの認知度向上、ファン拡⼤に寄与

 という役割がより分かりやすくなるよう「レースアンバサダー」にしたという。

 新しく発表された内容では、性に偏りのある表現「クイーン」を含む「レースクイーン」の呼称を変更するものの、従来のレースクイーンの役割、存在意義を変更するものではないと、これまでの活動に敬意を示す。

 その上で、「日本のモータースポーツ業界におけるひとつの文化として、むしろそれらを継続しつつ、夫々の個性や才能を発揮しやすい環境づくりを目的とするもの」と規定。「レースアンバサダー」へと変更する。

 また、これまでは「着ぐるみなどの企業キャラクターはレースクイーンとは規定しない」としていた条項を「着ぐるみなどの企業キャラクターをレースアテンダント(仮称)に含むことを可能とする」へと変更。レースアテンダント(仮称)が「レースアンバサダー」となったため、着ぐるみなどの企業キャラクターもレースアンバサダーに含まれることになる。

 これらは4月に開幕する第1戦岡山から適用されるものの、「個別のユニット名はじめ、エントラント各位や関係者の皆様より発信される/用いられる際は、エントラント他関係者発で呼称を用いる際は呼称変更の強要や規制は致しません」としており、関係者の名称変更を強制するものではないと発表。GTAは変更するものの、さまざまな面から関係者の独自の運用を認めるものとなっている。