ニュース

自工会、ジャパンモビリティショー2024は幕張メッセで開催へ 10月15日~18日にCEATECと併催で入場料は事前登録で無料

幕張メッセでの開催が決まった「ジャパンモビリティショー2024」

 日本自動車工業会は5月23日、定例会見を開催した。片山正則自工会会長はこの会見の中で「ジャパンモビリティショー2024」の開催について言及。ジャパンモビリティショー2024は、ITイベントでもあるCEATECと併催となり、会場も幕張メッセへと変更。会期は10月15日~18日の4日間となる。

 現在、明らかになっている部分としては、スタートアップ150社、事業会社50社が出展。スタートアップは前回より増え、事業会社は減る方向にある。よりスタートアップとのミートを重視したイベントとなることが予想される。

片山正則自工会会長

 片山会長は現在の期待として、自動車OEMから提案する「リバースピッチをやりたい」「正副会長が社会に発信するテーマに関する討論会を行ないたい」と発言。ジャパンモビリティショー2024は、出会いの場、共創プラットフォームのビジネス版に位置付けていると語る。

 2023年に東京モーターショーからリニューアルして開催したジャパンモビリティショー2023が大きな成功となったため、それとは異なるイメージとなることから名称も含めて検討しているという。ただし、サブタイトルにはジャパンモビリティショーを含めたいとも語り、まさに今検討しているホットな話題であるとした。

共創プラットフォームイベントに
モビリティ産業を盛り上げる3本の柱
スタートアップは150社に
ビジネスマッチングプログラム
未来モビリティ会議
幕張メッセでCEATECと併催する
ショーケースイベント、ビジネスイベントと性格を変えつつ毎年開催していく

 また、ビジネスイベントと位置付けていることもあり、事前登録制のイベントして開催するとのこと。併催となるCEATECが同様の形式となっていることから、事前登録かつオンライン配信を重視したイベントになるのかもしれない。

 記者の質問は、公正取引委員会による日産自動車への下請法違反勧告があったため、その点に集中。日産の内田誠社長は、この件に関しては調査中の部分もあり、個社として改めて会見を開くとした。

 そのほか、経済産業省、国土交通省がリードする形で始まったSDVへの取り組みである「モビリティDX戦略」については、自工会加盟会社および自工会委員会も参加している。この取り組みに関して片山会長は「モビリティDXに関しては、自工会各社から委員が出ており活発な意見交換がされた。自工会各社の取り組みを説明させていただいた。期待感としては、マルチパスウェイはカーボンニュートラルのことだけを言っているのではなく、私どものマルチパスウェイ、経団連さまとの7つの取り組みと直結している。SDVも含めて我々の従来の活動が発揮できる場が提供された。大いに期待をしていますし、経産省との連携は、最初からしっかり組み込まれていると感じている」と、自工会の活動との連携が行なえており、その発展への期待を述べた。