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英語でお仕事体験、Out of KidZania TOYOTA GAZOO Racingで世界耐久選手権の広報業務を中学生が担当
2024年9月16日 06:01
- 2024年9月13日~15日 開催
TOYOTA GAZOO Racingとキッザニアがコラボレーション
WEC(世界耐久選手権)第7戦富士6時間レースが、9月13日~15日の3日間にわたって富士スピードウェイで開催された。WECはル・マン24時間レースなどがシリーズに組み込まれている耐久選手権で、TOYOTA GAZOO Racingはフェラーリやポルシェなどと激しいチャンピオン争いを世界的に繰り広げている。
子供の職業・社会体験施設「キッザニア」の企画・運営を行なうKCJ GROUPでは、この富士6時間耐久レースに合わせてTOYOTA GAZOO Racingの広報業務を行なうTGRキッズ広報スタッフを募集。ドライバーやチームを支えるメカニック・エンジニアへのインタビューやSNSを活用した情報発信などを、Out of KidZania TOYOTA GAZOO Racingで行なっていくとしていた。
決勝のグリッドウォークでTOYOTA GAZOO Racingを訪ねると、ちょうどTGRキッズ広報スタッフが7号車や8号車を取材中だった。KCJ GROUP 代表取締役社長 圓谷道成氏によると、グローバルな出身のスタッフで戦われるWECチームのため、広報取材は英語が基本になっているとのこと。英語が必須のお仕事体験になっているという。
もちろん英語だけでなく、広報業務をするのがメインのお仕事。チームの一員として話を聞き(英語で)、日本の記事を作ったり、TOYOTA GAZOO Racingの英語サイトの映像コンテンツを作ったりなど、高度な作業も行なっていく。
「本格的にコアな経験をしてもらった」と高橋智也プレジデント
TGRキッズ広報を受け入れる側となるTOYOTA GAZOO Racingもウェルカムとのこと。グリッドウォークに現われたTOYOTA GAZOO Racing プレジデント 高橋智也氏は、TGRキッズ広報について「プログラム的に人のためになる経験をしてもらっている。そういう活動を通して仕事って楽しいなとか、クルマは面白いなと思ってもらえればと思っています。この体験を学校で友達に話してもらえれば、また広がっていく」と、その活動意義を語る。
今回のプログラムでよかった点として高橋プレジデントは、「人数が3名に絞られていたこと。本格的にコアな経験をしてもらうのにはよかった」と、人数が少なかった点を挙げる。
KCJ GROUP 圓谷社長によると応募は30人以上あったとのことだが、英語が前提となることから面接などで絞り込み、最終的に3名の中学生になったという。取材メモを英語で取るなどチームとのコミュニケーションもよく、実際に記念写真の際はニック・デ・フリース選手も楽しく加わってくれた。
キッザニアでは英語を前提とした職業体験プログラムは用意しているとのことだが、Out of KidZaniaとしては初めて。しかしながら、TGRキッズ広報は精力的に活動しており、世界的なチームの広報活動となることから貴重な体験になったことは間違いないだろう。