ニュース

ダイハツ、「タント」など計15車種171万607台をリコール 座席の取付けボルトに不具合

2024年9月20日 発表

 ダイハツ工業は9月20日、座席の取付けボルトに不具合があり、本来の乗員保護性能を発揮できないおそれがあるとして、「タント」など計15車種、171万607台のリコールを国土交通省に届け出た。

 不具合は、前部座席の取付けボルトの締付けが不適切であったため、走行中の振動等により当該ボルトが緩むものがある。そのため、取付け部から異音が発生し、そのまま使用を続けるとボルトが脱落し、最悪の場合、衝突時に座席が動き、本来の乗員保護性能を発揮できないおそれがある。

 改善措置として、全車両の当該ボルトを指示トルクで適切に締付ける。

 対象となるのは、ダイハツの「タント」「タフト」「ミライース」「ムーヴキャンバス」「ムーヴ」「ロッキー」「キャスト」「ミラトコット」、トヨタの「ライズ」「ピクシスエポック」「ピクシスジョイ」、スバルの「シフォン」「ステラ」「プレオプラス」「レックス」で、車両の制作期間は2019年10月7日~2023年10月6日。

 これまでの不具合件数は449件で、事故は発生していない。