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フォーカル、トヨタ/レクサス/スバル車に車両加工なしで装着できる車種専用カースピーカーキット「IS TOY 170」

2024年12月上旬 発売

4万4000円

170mm2ウェイコンポーネントキット「IS TOY 170」

車種専用カースピーカーキット「FOCAL INSIDE」新製品

 フォーカル・オーディオ・ジャパンは、フランス FOCAL-JMlab本社の企画・開発による車種専用カースピーカーキット「FOCAL INSIDE」(フォーカルインサイド)の新製品として、トヨタ自動車/レクサスの純正8×9インチ対応フロントドアウーファー搭載車に装着できる170mm2ウェイコンポーネントキット「IS TOY 170」を12月上旬に発売する。価格は4万4000円。

 今回発売されるIS TOY 170は、近年増加している純正8×9インチ(約20cm×23cm)楕円形ドアスピーカー装着のトヨタ車に適合し、車両加工なしのボルトオン&カプラーオンで取り付けできるキット。新型アルファード/ヴェルファイア(40系)やクラウンシリーズ(220系、S30系)、ランドクルーザー(250系、300系)をはじめ、純正8×9インチ楕円形フロントドアスピーカーを採用するレクサスやスバルの一部車種などにも幅広く適合する。

 IS TOY 170の発売により、FOCAL INSIDE トヨタ専用モデルは「IS TOY 165」「IC TOY 165」を含めて3機種のラインアップとなった。

 IS TOY 170は、純正8×9インチ楕円形ドアスピーカーとの交換装着専用に開発した、FOCAL独自のブラックポリグラスコーンによる170mm口径の真円型振動板を専用形状の楕円形フレームに組み込んだドアウーファーユニットと、トヨタ専用モデル初採用となるウェーブガイド付きインバーテッド・アルミ-マグネシウムドームトゥイーターを組み合わせたコンポーネント2ウェイ構成を採用。純正オーディオシステムの内蔵アンプでも駆動しやすい93.3dB(2.83V/1m)の高能率で、より迫力あるサウンドを楽しめる。

 170mmブラックポリグラスコーンウーファーは、セルロースパルプの表面を微細な溶融ガラスマイクロボールでコーティングし、紙パルプの素直な音響特性とガラス材特有の剛性とを両立するFOCAL独自のポリグラスコーン技術をさらにブラッシュアップして生まれた新世代の170mm口径ブラックポリグラスコーンを採用。大型フェライトマグネット搭載の強力な磁気回路とも相まってパワフルなサウンドを再現し、自動車メーカー純正オプションの供給元としても豊富な実績を持つFOCALの機構設計ノウハウを活かして、ドア内部に侵入する雨水への対策もさらに徹底させた。

 ウェーブガイド付きインバーテッド・アルミドームトゥイーターは、FOCAL独自の反転(インバーテッド)ドームと、振動板前面に取り付けたウェーブガイドとの相乗効果で指向特性を最適化し、限られた車室内空間でもフラットな周波数特性が得られるとしている。振動板は定評あるアルミ-マグネシウム合金製で、その支持部にはフォーカルのハイエンドラインであるUtopiaシリーズのベリリウムトゥイーターと共通のポロン(POLON)製サスペンションを導入し、特に耳に付きやすいとされる中高音域(2〜3kHz付近)のひずみをおよそ3分の1に低減。より上質な高域再生を実現した。

 また、ほかのFOCAL INSIDEシリーズと同じく、純正スピーカーと完全に互換性のあるウーファーフレームやトゥイーター用アタッチメント、純正タイプの配線コネクターなどを装備している。

 なお、IS TOY 170対応車種のリアスピーカーには、既発売の165mm2ウェイコアキシャルキットのIC TOY 165が適合する(一部車種を除く)。

IS TOY 170と既発売の「IC TOY 165」の組み合わせイメージ(画像の車両は海外仕様車の一例で、国内仕様車とは異なる)