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ホンダ、155万6855台をリコール 「N-BOX」など8車種で排気ガス再循環装置の不具合
2025年1月31日 15:15
- 2025年1月31日 発表
本田技研工業は1月31日、排気ガス再循環装置の不具合で、走行中にエンジンが停止し再始動できなくなるおそれがあるとして、155万6855台のリコールを国土交通省に届け出た。
対象となるのは、「N-BOX」「N-BOX Custom」「N-BOX CUSTOM」「N-BOX JOY」「N-WGN」「N-WGN Custom」「N-VAN」「N-ONE」の8車種。製作期間は2017年7月26日~2024年11月25日。これまでの不具合件数は111件 で、事故は発生していない。
不具合は、自然吸気エンジンに搭載されている排気ガス再循環装置(EGR)において、EGRパイプフランジ部の材質やEGRの作動制御プログラムが不適切なため、冷間時の短距離走行を繰り返すと、当該パイプフランジ部とEGRバルブ開口部周辺に凝縮水が付着し、腐食することがある。そのため、そのまま使用を続けると、腐食した破片がEGRバルブとバルブシートの間に噛み込み、最悪の場合、走行中にエンジンが停止し再始動できなくなるおそれがある。
全車両、EGRパイプを対策品と交換し、エンジン制御コンピュータを対策プログラムへ書き換え、EGRバルブ開口部周辺の錆を取り除くなどの改善措置が取られる。なお、対策品の供給に時間を要することから、希望される顧客には先行で対策プログラムの書き換えを行ない、部品準備が整い次第、改めて案内し対策品と交換される。