ニュース
日本レース写真家協会、報道写真展「COMPETITION」をキヤノンギャラリー銀座で開催
2025年2月18日 18:13
キヤノンギャラリー銀座(東京都中央区)にて2月18日~3月1日に開催される“2025 日本レース写真家協会報道写真展「COMPETITION」”の開幕に先立ち、2月17日に関係者に向けた内覧会およびオープニングパーティーが行なわれた。
この写真展はJRPA(日本レース写真家協会)の会員によるもので、2024年シーズンを中心に1970年代から現代のモータースポーツシーンまで49点の作品を展示している。
オープニングパーティーのあいさつでは、JRPA会長の小林稔氏が写真展の実現に向け日々JRPAの活動を支えている多くの関係者に感謝の意を表した。
小林会長は、すでに2025年シーズンが開幕しているWRC(世界ラリー選手権)やフォーミュラEをはじめ、鈴鹿でのF1、もてぎでのMotoGP、WEC(世界耐久選手権)など日本では多くの世界選手権が開催されていること、そして毎週のように開催される国内モータースポーツについて触れ、それはモータースポーツフォトグラファーにとってありがたいことであり、さまざまなレースのシーンを今年も撮影し、これからもこのような写真展で発表し続けていきたいと語った。
JRPA会長のあいさつに続き、キヤノンマーケティングジャパン プロフェッショナルマーケティング部 部長の市川寛明氏が乾杯の発声を行ない、作品に囲まれた会場での歓談が始まった。
内覧会場ではモータースポーツ関係者をはじめ、カメラメーカー、メディアなどさまざまなジャンルの関係者が集まる中、今年で9回目となる「2024 JRPAモータースポーツ写真コンテスト」の表彰式も行なわれた。
こちらはJRPA会員全員の投票により、一般から応募のあった作品の中から二輪部門、四輪部門それぞれ1点のグランプリ作品を選ぶもので、二輪部門は岸本裕斗氏の「襲来」、四輪部門は橘敬介氏の「花火」が選ばれた。
二輪部門のグランプリに輝いた岸本裕斗氏には賞状のほか、副賞としてニコンZfc 16-50 VRレンズキットがニコンイメージングジャパンの馬目世葵(まのめ せいき)氏より手渡された。
岸本氏は自身の作品について「ドゥカティが走ってくる時だけ赤旗が出るような土砂降りの雨となりました。いろいろな奇跡が重なったその1周だけのチャンスで、黒船来襲とドゥカティのイメージが重ね合わせられたことはうれしかった」と撮影当時の印象を語った。
四輪部門のグランプリに輝いたのは橘敬介氏。こちらには賞状のほか副賞としてキヤノンEOS R10 RF18-150 IS STMレンズキットがキヤノンマーケティングジャパン 吉田雅彦氏より手渡された。
橘氏は、「富士で開催されるS耐24時間レースでデイトナ24時間レースの写真で見られるような夜の観覧車とクルマというイメージで流し撮りができるところを探して撮影したとのこと。以前雑誌CAPAの流し撮りグランプリで入賞した際に、審査委員長を務めるJRPA会長の小林稔氏に『きちんと撮っていれば必ず素晴らしい瞬間が訪れる』と言われたが、今回のシーンがまさにソレなのかなと思います」と語った。
2025 日本レース写真家協会報道写真展「COMPETITION」は3月1日まで開催(日曜・月曜・祝日休館)。4月15日からはキヤノンギャラリー大阪に舞台を移して開催される。