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「トムス東京ショールーム」が東京都港区台場にオープン 車両展示やレストアの相談などトムス初のショールーム開設
2025年2月21日 19:11
- 2025年2月21日 開催
トムスは、東京都港区台場に同社初のショールームとなる「トムス東京ショールーム（TOM’S TOKYO SHOWROOM）」を2月22日にオープンする。オープン前日の2月21日に報道関係者向けに事前公開されたので、その様子をお届けする。
トムスでは、ショールームオープンに合わせて、世田谷区等々力にある本社機能をショールームと同じエリアに移転。本社機能については2月10日より稼働しており、トムス初のショールームでは、車両の展示以外にホイールなどの部品やアパレルグッズ等のトムス商品の展示のほか、トムスの事業の1つであるレストアに関する相談に対応することのできるスペースとしても活用されるという。
トムス史上初のショールーム開設
オープンする「トムス 東京 ショールーム」は、同社の代表取締役社長の谷本勲氏によれば「ちゃんとしたショールームを開設するのがなんと50年で初めて」だという。これまでも「どこにいけば現車が見れますか？」という問い合わせが多かったが、会社として対応ができていなかった。今回の開設によって多くのユーザーの要望にこたえられるのではないか、としている。
実は谷本氏自身がデジタルの時代に、ショールームの開設には否定的な考えを持っていた時期もあったという。ところが、問い合わせや要望のなかでもっとも多いものが「どこに行けば見れますか？」ということから、考えが変わっていき、今回の開設に至った。
同時に、自動車業界が100年に一度の大変革期といわれることから、トムスは2018年に新しいことにチャレンジする第2創業期として再スタート。2020年にはコンプリートカーというトムス仕様車というかたちでブランディングとマーケティングを開始した。それからはトムス仕様のクルマを作り、その流れで機能パーツも販売するという事業展開を行なったことも、今回のショールーム開設につながったという。
谷本氏は自身のこれまでの“クルマ好き”の歴史のなかから、外装パーツをまとったクルマに乗っていたときは、街でクルマを停めているとクルマに注目されたことが多かったという。トムスにおいても自身の経験について「今度は広げる側の立場でいきたい」とし、トムス事業も「クルマは楽しいもの、場合によっては人生変わっちゃったりしますよっていうのを伝えるようにしたいというのを、そのまま事業にしている」と説明した。
なお、ショールームの機能については、クルマを見てもらうほかに、コンプリートカーやパーツの商談の窓口としても活用される。谷本氏は「クルマの魅力を最大化する。そういったことを通じて、私どものブランドビジョンである、クルマに乗る喜びと人生を楽しむきっかけ作りを提供する、そんな場所にしていきたい」との意気込みを話した。
さらに、お台場の道路に面していることから試乗拠点とする予定があることや、同社運営の「シティサーキット東京ベイ」と連動し、カートを通じて運転する楽しみを理解してもらうことや、家族連れがショールームに来店し、父親がクルマの検討をじっくりするなか、子供たちはキッズカートで楽しむといったことなども行なうという。
ゆりかもめの車窓か見え、お台場海浜公園駅や東京テレポート駅からすぐ
ショールームはゆりかもめ お台場海浜公園駅すぐ近くの台場フロンティアビルの1階。台場フロンティアビルはお台場海浜公園駅とりんかい線の東京テレポート駅を結ぶ橋「テレポートブリッジ」が2階で直結しているため、両駅からのアクセスも良好だ。
ショールームとして1階で室内展開するほか、もともと芝生と木があったビルの正面の場所も展示スペースに改装を行なって活用する。
ビル正面の展示スペースは現在はオープン記念として特に多くクルマを並べているが、通常は3台程度を置いておく予定で、前面の道路にもそのまま出られる場所ということから、試乗拠点としての活用も予定している。また、お台場地区は景観の取り決めがあり、トムスの看板を出しにくいことからも、屋外の展示車が道路からもゆりかもめ車内からも見えるため、トムスの看板かわりにもなりそうだ。
2月23日と24日は一般向けトムスフェスを開催
オープンを記念して、ショールームでは2月24日までトムスフェスを開催する。22日は招待者限定のオーナーズデイとなるが、23日と24日は一般公開日となる。
東京オートサロンで展示したトムスのカスタムカーを集めるほか、掘り出し物もあるというガレージセールなども行なう。連動企画としてシティサーキット東京ベイでは、22日から24日まで子供がEVカートに挑戦できる「キッズライド フェス」も開催する。
