三菱電機は、車載用地上デジタル放送チューナー「TU-300D」を6月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6万5000円前後の見込み。

　TU-300Dは、12セグ/ワンセグ受信に対応した後付け型のデジタル放送チューナー。新開発の受信回路「D³AIIエンジン」を採用し、複数電波の干渉抑圧性能や高速移動時の歪補償性能を向上させている。また、4アンテナ×4チューナーからなる「リアル4ダイバーシティ」により受信エリアを拡大したほか、車両アースへの貼り付けが不要なフロント4アンテナを採用して取り付けやすくなった。

　このほか、12セグ/ワンセグの自動切換、受信している放送局の中継局や系列局の自動切換、EPG自動更新などの機能を搭載し、データ放送やEWS（緊急警告放送）にも対応する。本体サイズは約178×130×27mm（幅×奥行×高さ）、重量は約600gで、従来製品の「TU-200D」から約51％小型化した。暗部で光る蓄光タイプのリモコンが付属する。