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ボーズ、クルマの購入後に“重宝度”が最も向上したのは「カーオーディオ」との調査結果を公表

ドライバーの6割が「車内が無音・無言だと“間が持たない”」と回答

2014年10月6日発表

 ボーズ・オートモーティブは10月6日、秋の行楽シーズンを前に最新のドライブ事情を調べる「ドライブと音楽に関する調査」の調査結果を公表した。

 この調査では、直近5年以内に新車を購入した20代~50代のドライバー男女600人を対象に、8月26日~28日にインターネットを利用してアンケートを実施。回答者の男女比率は50:50。さまざまな項目での調査結果から、調査トピックを以下の5点としている。

クルマ購入の重視ポイントは「デザイン(72.7%)」でも、“重宝度”の1位は「カーオーディオ」。若年層(20代~30代)の2人に1人が重宝して利用
ドライブの醍醐味1位は、「目的地での過ごし方(42.8%)」より「車中(52.7%)」。車内ムードのカギを握るのは「会話(55.2%)」と「音楽(47.3%)」
ドライバーの6割が「車内が無音・無言だと“間が持てない”」と回答。流す楽曲を変えたくない理由は「聴きたい音楽を我慢したくないから(36.5%)」
車内での音楽は、若年層は「スマホで再生」、中高年層(40代~50代)は「CD・ラジオ」。1人でのドライブ中は8割が歌って気分転換
カーオーディオの「音質」を6割が「改善したい」と回答。最も音楽を聴く空間・時間は「自動車に乗るとき」

 このうち、1つめのトピックに挙げられている“重宝度”は、回答者の回答内容で「購入した後に重宝(満足)している割合」から「購入前に重視していた割合」を差し引いた数値。新車購入前には「本体購入価格(74.9%)」を最重要視し、続いて「デザイン・色(72.7%)」「燃費・環境性能(71.9%)」「乗り心地のよさ(67.3%)」などを条件として重視しているが、購入後に実際に使うようになってからは「カーオーディオ(47.8%)」「カーナビ(48.0%)」「口コミ・友人や家族からの評判(45.8%)」などを重視するようになり、購入前と比較するとカーオーディオは15.1%数値を高めていることを紹介している。また、「カーオーディオは重宝していますか?」という質問に対しては、若年層が52.0%、中高年層は43.6%が重宝していると回答している。

クルマの評価ポイント別に、独自の“重宝度”に着目した調査結果。購入前には重視されていなかったカーオーディオが購入後にポイントを伸ばし、「重宝されている」と結論づけた

 同乗者がいるときのドライブに関する質問では、「無音・無言の車内状況」では59.6%のドライバーが、「間を持たせることができない」と回答。また、同乗者がいる際に1人で運転しているときと流す音楽などの内容を変えるかどうかについては、「まったく変えない」「あまり変えない」の合計が71.5%となった。変えない理由については、「聴きたい音楽を我慢したくないから(36.5%)」「同乗者もその音楽が好きだから(32.8%)」「相手に流されたくないから(23.4%)」などが挙げられた。

 音楽のソースについては、「CD」「ラジオ」が年代を問わず上位となったが、若年層の回答では「スマートフォン」「デジタルオーディオプレーヤー」も4割を超える回答となっており、中高年層は「CD」「ラジオ」といった使い慣れた音楽ソースに止まっているものの、若年者層ではスマホなども音楽ソースとして活用されている実態が確認された。

「カーオーディオの『音質』を改善したいと思いますか?」との質問に対しては、「かなりそう思う(6.3%)」「まあまあそう思う(24.0%)」「やや思う(27.5%)」となり、「まったく思わない(42.2%)」に対して57.8%のドライバーが「改善したい」との回答となっている。

同乗者がいる場合の動向
音楽ソースについての回答内容
57.8%のドライバーが「改善したい」と考えているという調査結果

(編集部:佐久間 秀)