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三菱自動車、タイでピックアップトラック「トライトン」を9年ぶりにフルモデルチェンジ

ダブルキャブ、シングルキャブ、クラブキャブの3タイプを設定

2014年11月18日(現地時間)発表

9年ぶりのフルモデルチェンジとなった新型1tピックアップトラック「トライトン」
新開発の2.4リッターMIVECディーゼルターボエンジン

 三菱自動車工業は11月18日(現地時間)、1tピックアップトラック「トライトン」を9年ぶりにフルモデルチェンジし、同日からタイで販売を開始した。先代モデルと同様、タイで発売した後にアセアン、オセアニア、中東、欧州、アフリカ、中南米などに順次投入され、約150カ国に輸出する計画。

 新型トライトンは働くクルマとしての機能性・信頼性を向上させつつ、乗用車のように快適な移動空間を提供する「究極のスポーツ・ユーティリティ・トラック」を目指して開発が行われた。

 デザインは筋肉質で無駄のない躍動感のあるスタイリングとし、ゆとりある居住空間、十分な積載容量、クラストップの取り回しのよさを実現。また、耐久性・堅牢性に優れるシャシーフレームと衝突安全強化ボディー「RISE(Reinforced Impact Safety Evolution)」を採用して高い安全性を確保したという。

 キャビンタイプはダブルキャブ、シングルキャブ、クラブキャブの3タイプを設定し、エンジンは新開発の2.4リッターMIVECディーゼルターボとともに、2.5リッターディーゼルターボ、2.4リッターガソリンをラインアップ。キャビンタイプ、エンジン、駆動方式、各種機能装備を、販売する地域に最適な仕様として展開するとしている。

 三菱自動車会長兼CEOの益子修氏は、タイで開催された新型トライトンの発表会で「先代トライトンは2005年8月に販売を開始し、本年9月末までに全世界で累計126万台を販売しました。当社の事業再生にもっとも大きな貢献をした車であり、当社にとってもっとも重要な車の1つです。当社は今後、持続的成長と企業価値の向上に取り組んで行きますが、新型トライトンが先代トライトンと同様に、当社の主力車種であり続けることを期待しています」とコメントしている。

(編集部:小林 隆)