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プラッツ、開発中の1/12「マツダ 787B」や1/12謎のクルマなどル・マン関係車両を展示
2025年5月16日 10:16
開発中の1/12「マツダ 787B」を展示したプラッツ
プラッツはツインメッセ静岡で5月14日~18日に開催されている「第63回静岡ホビーショー」において、開発中の1/12「マツダ 787B」や、同じく1/12ながら謎のクルマなどを展示した。
マツダ 787Bは2024年の全日本模型ホビーショーで開発中であることがアナウンスされたもので、静岡ホビーショーでは現時点の進行状況を見てもらうのだという。
マツダ 787Bは1991年のル・マン24時間レースを日本車として初制覇。最高出力700PS/9000rpm、最大トルク62kgm/6500rpmを発生するR26B型 4ローターロータリーエンジンを搭載し、トヨタが2018年にル・マンを優勝するまでは日本車唯一のル・マン優勝車として多くの人に知られているクルマになる。
今でもその人気は高く、マツダ 787Bがデモランをするたびに多くの人が集まり、世界で唯一の4ローターロータリーサウンドは世界中の人々を魅了している。実際、ル・マン24時間の100周年時にはフランスのサルトサーキットでデモランを行ない、多くの拍手が贈られていた。
プラッツは、この伝説的なマシンを1/12で模型化。1/12というビッグスケールのため、シャシーやコクピットまで再現されている。日本で実車取材を行なっているといい、決定版的なモデルに仕上がることを期待したい。
謎の1/12モデル、ル・マン24時間レース参戦車両か?
そのマツダ 787Bの横に展示されていたのが、なぞの1/12モデル。特徴的な強制空冷ファンや低い水平対向エンジン、ロングテールのボディなどを見る限り「謎のクルマ」は「あのクルマ」と思われるのだが、明確に記載していない。担当者もモゴモゴという感じで、適切な時期になれば発表はされるのだろう。
いずれにしろ1/12でル・マン24時間参戦車(謎のクルマは、まだ決まったわけではないが)が増えてくるのはうれしい限り。手軽にそろえられる1/24シリーズもよいが、作り込みを楽しめる1/12は模型という趣味を突き詰めることができると思う。とくに、過去のクルマであれば、メカニズムも含めて勉強になる部分が多い。
プラッツはそのほか1/12で「マクラーレン MP4/4 1998ワールドチャンピオン 1998モナコGP ウィナー」も展示しており、大型モデルに力を入れていた。