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【祝開通】都内初のスマートIC「府中スマートIC」が3月7日15時にオープン

中央道 八王子方面への入口と、八王子方面からの出口を用意。24時間利用可能

2015年3月7日15時開通

 NEXCO中日本(中日本高速道路)は、東京都および府中市と整備を進めてきた「府中スマートIC(インターチェンジ)」を、3月7日15時にオープンした。

 スマートICは、高速道路の本線やSA(サービスエリア)/PA(パーキングエリア)/BS(バスストップ)に設置される、料金の支払いをETC搭載車に限定したIC。

府中スマートICの概要図

 これまで中央高速自動車道はIC間の距離が比較的長く、都内エリアでは調布ICや国立府中ICに交通が集中し、一般道の国道20号などが慢性的に渋滞する傾向にあった。それを解消することを目的に作られたのが都内初となる府中スマートIC。中央道 調布ICから八王子方面に約3km、国立府中ICから都心方面に約6kmの位置にあり、府中BSを利用して設置されている。

 この府中スマートICは中央道 下り線に八王子方面への入口を、上り線に八王子方面からの出口を設置し、ともに24時間利用可能。今回の府中ICから高井戸方面への入口と、高井戸方面からの出口は用意されないので、高井戸方面に行く場合は近隣の稲城ICや国立府中ICを利用されたい。

 なお、府中スマートICの周辺には住宅地もあるので、利用される際には走行に十分気を付けて利用していただきたい。

府中スマートIC(下り)の入口は、小柳町四丁目交差点にある。上り線の八王子方面からの出口は中央道を挟んで真向いにあるレイアウト。すぐそばに多摩川競艇場もある
開通前の府中スマートIC 下り方面(写真左)の入口と上り方面からの出口(写真右)。コーンを置いて規制中
スマートICは料金の支払いをETC搭載車に限定したIC。高速道路などの料金所に設置されるETCレーンと異なり、入口/出口ともに一旦停止する必要がある。ちなみに下り方面の入口にはゲートが2つ用意されるが、すぐに合流して本線へは1車線で向かう
設置される各種看板。インターホンはETCカードを指し忘れてしまった場合や、誤って進入した場合に利用するもの。開通直前にはNEXCO中日本のスタッフが見学者に府中スマートICを紹介するチラシを配布していた
15時ジャストにコーンが撤去され、いよいよ開通。関係車両をのぞいた八王子方面(下り)への利用者第一号はハイラックス サーフ。その後、続々と車両が通過していった
こちらは八王子方面(上り)からの出口の開通直後。利用者第一号はランドクルーザーだった

(編集部:小林 隆)