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ヤフー、「Yahoo!カーナビ」(Android版)でプローブ情報を元にした渋滞情報表示を開始

従来と比べ約2.4倍の道路で渋滞情報表示が可能に。近日中にiOS版も対応

2015年5月14日対応

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左がVICS情報のみの表示、右がVICS情報とプローブ情報を組み合わせた表示

 ヤフーは5月14日、スマートフォン/タブレット向け無料カーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」のAndroid版において、独自のプローブ情報を元にする渋滞情報の表示を開始した。近日中にiOS版も対応するとしている。

 Yahoo!カーナビでは、これまでも道路交通情報通信システムセンターから配信されているVICS情報に対応していたが、VICS情報だけでは渋滞情報を表示できる道路が主要幹線道路や高速道路に限られていたため、渋滞状況を確認できない道路が存在したという。そこで、新たにYahoo!カーナビの利用者が実際に走行したプローブ情報を元にする、独自の渋滞情報データの提供を開始。Yahoo!カーナビユーザーが実際に走行した実績のある道路での渋滞情報表示を可能にしており、対応道路は従来比で約2.4倍となる約43万km(2015年5月14日時点)という。

 その渋滞表示については、これまでは「渋滞していない道路」と「渋滞情報がない道路」が区別されていなかったが、クルマが順調に走行している道路を緑色の点線で表示することで、空いている道路をより認識しやすくした。また、渋滞している道路は赤色の点線、混雑している道路はオレンジ色の点線でそれぞれ表示し、道路の状況がより分かりやすい仕様に進化している。

プローブ情報の対応に伴い、クルマが順調に走行している道路を緑色の点線で表示。さらに渋滞している道路は赤色の点線、混雑している道路はオレンジ色の点線でそれぞれ表示し、道路の状況がより分かりやすい仕様になっている

(編集部:小林 隆)