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伊フェラーリ、799台限定となる究極のロードカー「F12tdf」

最高速340km/h以上、0-100km/h加速2.9秒

2015年10月13日(現地時間)発表

 伊フェラーリは10月13日(現地時間)、生産台数799台の限定モデル「F12tdf」を発表した。11月8日に伊ムジェッロで開催されるイベント「フィナーリ・モンディアーリ」で正式公開を予定。価格は5230万円。

 F12tdfは、1950年~1960年代にかけて開催された耐久ロードレース「ツール・ド・フランス」に敬意を表したモデル。同レースは、1日に数百キロの距離を、タイトなコーナーが連続するワインディングやサーキットを舞台に競うもので、フェラーリは1956年型「250GTベルリネッタ」で4度連続で勝利した。

 今回発表したF12tdfにおいても、サーキットでも十分通用する究極のロードカー・コンセプトを極めたとし、最高出力574kW(780PS)/8500rpm、最大トルク705Nm/6750rpmを発生するV型12気筒6.3リッターエンジンを搭載、トランスミッションはギア比を6%クロスレシオ化した専用の7速DCT「F1 DCT」を採用、アップシフトは30%、ダウンシフトは40%、それぞれ高速化した。

 ボディサイズは4656×1961×1273mm(全長×全幅×全高)、乾燥重量は1415kg、ボディ内外にカーボンファイバーを使用することで、車両重量は110kg削減した。

 パフォーマンスでは、最高速340km/h以上、0-100km/h加速2.9秒、0-200km/h加速7.9秒を達成。フィオラーノ・サーキットのラップタイムは1分21秒。燃料消費量は15.4L/100km(約6.49km/L)となる。

(編集部:椿山和雄)