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英ランドローバー、ファブリックルーフ採用の「イヴォーク・コンバーチブル」発表

2016年春から世界170以上のマーケットで発売予定

2015年11月9日(現地時間)発表

イヴォークのコンバーチブルモデル「レンジローバー イヴォーク・コンバーチブル」

 英ランドローバーは11月9日(現地時間)、プレミアム・コンパクトSUV「イヴォーク」のコンバーチブルモデル「レンジローバー イヴォーク・コンバーチブル」を発表した。イヴォーク・コンバーチブルは「SE Dynamic」「HSE Dynamic」の2グレードを設定し、2016年春より発売予定としている。乗車定員は4名。

 2015年のジュネーブ国際モーターショーで公開されたイヴォークのハイエンドモデル。レンジローバーの伝統である高級感と4シートデザイン、多用途性の高いラゲッジルームを兼ね備えているという。

ファブリックルーフを採用するイヴォーク・コンバーチブル。30mph(約48km/h)までの走行中であれば18秒で開き、21秒で閉じることが可能

 エクステリアでは、現在市販されているクルマの中で最長、最大幅を誇るファブリックルーフを採用。全自動ルーフは、30mph(約48km/h)までの走行中であれば18秒で開き、21秒で閉じる。ルーフの開閉に関わらずラゲッジスペースは251Lのスペースを確保し、「コンバーチブルモデルとしては他に類を見ない実用性を提供する」としている。また、リアボディーに展開式ロールオーバー・バーが収納された横転防止デバイスを搭載し、横転の可能性がある場合は2本のアルミニウム・バーが90ミリ秒で展開して乗員を保護する空間を確保する。

 パワートレーンについては、ガソリンまたはディーゼルから選択できるオールアルミニウム製の4気筒エンジンを搭載。ガソリンモデルは240PSを発生し、ディーゼルモデルは55mpg(5.1L/100km)という低燃費と149g/kmという低CO2排出量を実現する、高い効率性と優れたパフォーマンスを提供するという。

ルーフの開閉に関わらずラゲッジスペースは251Lのスペースを確保
ルーフシステムやエクステリアデザインなどについて

 また、イヴォークの5ドアモデルやクーペモデルと同様の4WDシステムや9速ATに加え、路面状態に応じてパワートレーンやシャシーを最適に制御する「テレイン・レスポンス・システム」、水深のある場所を走行中に水深情報などを提供する「ウェイド・センシング機能」、一定速度でのオフロード走行を可能にする「オールテレイン・プログレス・コントロール(ATPC)」などを搭載している。

 このイヴォーク・コンバーチブルについて、ランドローバーのデザイン・ディレクター兼チーフ・クリエーティブ・オフィサーであるジェリー・マクガバン氏は「レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブルはオールシーズンに対応します。そのユニークで目を引くデザインと世界屈指のエンジニアリングにより、レンジローバー・ファミリーを新たな次元に引き上げます。魅力を増したこのモデルは羨望の的となるでしょう」とコメントしている。

(編集部:小林 隆)