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日本モータースポーツ記者会、小倉茂徳氏を追悼し富士スピードウェイで献花 中嶋一貴選手も参加

富士スピードウェイが用意した小倉茂徳氏の遺影と献花

 日本モータースポーツ記者会は5月30日、富士スピードウェイで開催中の富士24時間レース内において、5月14日に亡くなったモータースポーツジャーナリスト 小倉茂徳氏を追悼し献花を行なった。

 小倉茂徳氏には本誌においても創刊時から「オグたん式『F1の読み方』」などモータースポーツ関連記事を寄稿いただいており、その詳細な解説と丁寧な読者目線の記事は読者からの評判も高かった。

富士24時間レースに参戦している中嶋一貴選手もお別れのあいさつに訪れた

 小倉氏が連載をするきっかけとなったのは、記者が1996年くらいにパソコン誌の編集を担当していたため。かつてF1媒体を担当していた書籍編集部のスタッフからF1日本グランプリパスの関係で小倉氏の相談をいただき、氏に「DOS/V POWER REPORT」の付録CD-ROMへ写真提供をお願いして以来のお付き合いであった。

 そのため記者がCar Watchを創刊するときに声をかけさせていただき前述の連載を開始。F1やインディなどモータースポーツ関連の話、そしてモータースポーツの安全の話など深い話を執筆していただいた。モータースポーツ取材現場でもいろいろお話しする機会は数多くあり、その優しい人柄には助けていただくことも多かった。

日本モータースポーツ記者会として献花。この後も献花は増えていた

 今回、富士スピードウェイは急死した氏を追悼し、遺影とともに献花。献花台も設置してあり、メディアセンターを訪れる報道陣も氏の遺影に手を合わせ、生前の小倉氏をしのぶ人が多かった。また、日本モータースポーツ記者会としての献花時には、中嶋一貴選手も訪れ小倉氏にお別れのあいさつをしていた。