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トヨタ、液体水素レーシングマシン「GR LH2 Racing Concept」をル・マン24時間の水素ビレッジで世界初公開
2025年6月12日 09:07
ル・マン24時間レースを運営するACO(フランス西部自動車クラブ)が力を入れているのが、将来的に水素レーシングマシンでレースを行なうこと。この水素レーシングマシンは燃料電池、もしくは水素燃焼エンジンの搭載が許されており、2028年からル・マン24時間の最高峰クラスに参戦可能となっている。
TOYOTA GAZOO Racingが世界初公開した「GR LH2 Racing Concept」は、名前のとおりマイナス253℃の液体水素を貯蔵できるタンクと、水素燃焼エンジン(H2ICE)を搭載しており、日本で富士24時間レースなどに参戦している水素カローラと同様の仕組みを持っていると思われる。
また、この水素ビレッジにはトヨタのFC(燃料電池)バス「Moving e」展示のほか、FCスタックそのものも展示。トヨタの持つ水素技術の一端を知ることができるようになっていた。
ACOはル・マン24時間レースを持続可能なものとするため、さまざまな方向性を打ち出しており、水素を燃料とするプロトタイプカーもその一つ。トヨタの水素カローラは先日行なわれた富士24時間レースを、マイナートラブルはあったものの完走しており、2028年であれば十分に参戦できるポテンシャルを得ていると考えられる。





