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トヨタの「新プロジェクト」? 富士スピードウェイの「GR GTコーナー」看板について、豊田章男会長に聞く

「あれは何と言わないから面白い」

スーパーフォーミュラ第10戦富士で、サイン会に参加したトヨタ自動車代表取締役会長 豊田章男氏。ハロウィーンスタイルで登場

 10月11日~12日の2日間にわたってスーパーフォーミュラ第9戦・第10戦富士が富士スピードウェイで開催されていた。残念ながら第10戦は濃霧のためキャンセルとなったが、富士スピードウェイで話題となっていたのが最終コーナー前のGRスープラコーナーが「GR GTコーナー」に改名され、大きな看板が設置されていたこと。

 その看板には「トヨタ2000GT」「レクサス LFA」とともに、GRのロゴが付けられた謎のクルマの一部が掲載され、「GR GTコーナー」という名前から「GR GT」ではと推測され、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで走行したプロトタイプ車の正体ではともささやかれている。

GRスープラコーナー改め「GR GTコーナー」に。トヨタのトップスポーツカーが3台並んでいるのだろうか?

 こういう謎の話は、トヨタ自動車代表取締役会長であり、ルーキーレーシングオーナーとして会場を訪れていたモリゾウさん(豊田章男氏)に聞くのがよかろうということで、ずばり「GR GTコーナー」設置の理由について聞いてみた。

 モリゾウさん曰く、GRスープラもトヨタのスポーツカーではあるが、あの看板に絵が描かれているのは、数十年の時代を超えてトヨタを象徴する「トップ・オブ・スポーツ」だという。何十年かおきに現われたものであることから、「式年遷宮」(よく知られているのは、20年ごとに行なわれる伊勢神宮)とも表現し、GRロゴを付けたクルマも特別なものであることを示唆する。

奥から、「トヨタ 2000GT」「レクサス LFA」。そして手前は何?

 さらに詳しく突っ込もうとすると、「ウワサ話のほうが楽しいの。最近のトヨタのティーザーという名前の単なるウワサ話。口の軽い中嶋と(中嶋裕樹副社長のこと)、抑える宮崎(宮崎洋一副社長のこと、現場で立ち会い)、ウワサをあおるモリゾウと。それがうまくいっているような気がしますけどね」「あれは何と言わないから面白い」と、ヒントになっているのかなっていないのか分からないが、答えをいただくことができた。要は、みんないろいろ想像して楽しんでねということだろう。

 この「GR GTコーナー」に関連あると思われるのが、本日10月13日13時からトヨタイムズのYouTubeで生配信される番組。全容解明がうたわれており、豊田章男氏や、デザイン領域を担うサイモン・ハンフリーズ氏が登場する。

【生配信】10月13日13時~:トヨタイムズニュース