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光岡自動車、M55量産モデル第2弾「M55 1st エディション」正式発売 2026年はAT仕様の限定250台で残り枠は100台前後

2025年11月28日 正式発売
756万8000円~842万7100円
光岡自動車が「M55 1st Edition」の正式発売会を実施した

多くの人がM55に載れるようにATモデルを用意

 光岡自動車は、新型車「M55」シリーズの量産モデル第2弾となる「M55 1st Edition(エムダブルファイブ ファーストエディション)」を11月28日に発売する。価格はハイブリッドの上位グレード「e:HEV EX」が842万7100円、エントリーモデルの「e:HEV LX」が811万8000円。ガソリンモデルの「LX」が756万8000円。すべて2026年内の生産出荷予定。

 また、納期の長期化を避けるため、申し込み台数が250台に達した時点で一旦受付を終了するとアナウンスしているほか、2025年3月27日より先行予約受付を開始していて、すでに約150台の予約が入っているため、実質の残り枠は100台前後と予想される。

量産モデル第2弾となるM55 1st Edition。ボディカラーはプラチナホワイトパール
ボディサイズは4735×1805×1415mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2735mm、車両重量はLXが1390kg、e:HEV LXが1490kg、e:HEV EXが1520kg
1970年代のアメ車のように仕上げられたデザインのM55

 そもそも「M55(エムダブルファイブ)」とは、2023年に創業55周年を迎えたことを記念して開発された新型車で、1968年創業の光岡自動車と同じ55年の人生を歩んだ「同世代のドライバー」をメインターゲットに開発した1台。

 感受性豊かな少年・少女時代に体験したさまざまな出来事や1970年代の時代感覚をベースに、当時の夢や希望に満ち溢れ、先の未来を変える大きなエネルギーの中、時代を駆け抜けた方々のマインドを形にしたという。

2023年に発表した「M55 CONCEPT」

 また量産モデル第1弾として、2024年11月に限定100台で発売した「M55 Zero Edition(エムダブルファイブ ゼロエディション)」は、受け付け開始からわずか10日間で応募者数が上限の350名に達するなど大きな反響があった。

 そして2026年以降の生産分については、CVTモデルやe:HEVモデル、RSモデルをベースにしたグレードの導入も検討していると明かしていたが、今回2025年3月に量産モデル第2弾として先行受注を取っていた「M55 1st Edition」の正式発売が発表された。

2024年11月に発売した「M55 Zero Edition」はボディカラー「レジェンダリーグレーメタリック」&6速MTの1グレードだった

 M55 Zero Editionがワンカラー&6速MTのみのワングレードだったのに対し、M55 1st Editionは、カラーバリエーションとグレード構成を一新。最新の安全装置、環境性能を備えたほか、ATモデルとしたことでより多くの人が運転技量やシーンを問わず扱いやすくM55を気軽に楽しめるモデルとしている。

フロントにはフォグライトも備える
リアスポイラーは標準装備
ラゲッジスペース

 外装カラーは標準4色(プラチナホワイトパール、ソニックグレーパール、プレミアムクリスタルレッドメタリック、シーベッドブルーパール)に加え、ボディカラーオプション6色(スカイスクレイパーグレー、ジョンマンゴー、ブルーアイスランド、スプリングブルー、オールドイングリッシュホワイト、パパイヤオレンジメタリック)の合計10色を設定。

カラーバリエーション
標準設定のグレーコンビシート
ステアリングのセンターには「M55」のロゴがあしらわれる
ATなので2ペダル
コクピットメーター

光岡自動車の「M55 1st Edition」にかける思い

 正式発売に先駆け都内のショールームで発表会が実施され、光岡自動車の常務取締役である光岡太進氏は、創業者であり現相談役の光岡進氏に、明日はM55 1st Editionの発表会のため麻布へ行くと伝えたところ、「丸目にストレートのボディラインと、当時のスカG(スカイラインGT)やローレルのようでカッコイイね」と話したことや、当時はローレルのような売れるクルマを全国から探し回ってかき集めたこと、中古車の価格が地域によって異なり、富山で買ったクルマが東京では30万円も高く売れると分かり全国展開に踏み切ったなど思い出話に花が咲いたと紹介。

 また自身も幼少期のころからミニカーなどを手に「ブー・ブー」と遊ぶなど、新鮮で衝撃的なドンピシャで突き刺さるかっこいいデザインのクルマを見て育ち、それが潜在的に脳内に残っている」と振り返った。なお、相談役の進氏は今でも自社で制作した「ヒミコ」に乗り続けているという。

株式会社光岡自動車 常務取締役 光岡太進氏

 また事業については、「2024年は売り上げが350億円、従業員は600人弱と一歩一歩着実に成長していると同時に、ここ4~5年は店舗開発や既存店のリニューアルなどを推進したほか、富山の向上では特殊車用も含め877台を生産するなど直近で過去最高の台数を手掛けたと報告。加えて、2026年もまだ公表できないが、いくつか展開する予定があると好調ぶりをアピールした。

 続いて、光岡自動車 執行役員 光岡事業部 営業企画本部長の渡部稔氏は、先行予約から8か月が経ち正式発売を迎えられたことに安堵していると報告。また、子供のころ街中を駆け抜けるGTカーを見て胸を躍らせたことや、近隣や親戚がGTカーをかっこよく乗りこなす姿に憧れた過去に触れ、「その子供のころのワクワクを具現化したのがM55で、1st Editionは、ハイブリッドとガソリンの3グレード設定、ボディカラーは10色と、誰でも気軽に操るよ転びを体験できるATモデルのみとして用意した」と説明。

株式会社光岡自動車 執行役員 光岡事業部 営業企画本部長 渡部稔氏

 また、3月からスタートしていた先行予約者の中には、「どうしてもM55に乗りたいんだ!」と、M55 Zero Editionの限定100台の抽選枠に漏れてしまった人も多くいると明かし、「1970年代の魂が現代に蘇ったかのようなM55が大勢の方に受け入れてもらい、とても感謝しています」と嬉しさを表した。

ハイブリッドの上位グレード「e:HEV EX」
ボディカラーは「ジョンマンゴー」
ホイールはシャークグレー×メタリック+マット切削
電動パノラミックサンルーフは標準装備となる
リアガラスルーバーはメーカーオプション
1st Edition専用のレザーシート(合皮:サスティナブルレザー)はメーカーオプション

 エクステリアデザインを担当した光岡自動車 ミツオカ事業部 開発課 デザイナーの渡辺清和氏はデザイン初期段階の当時を振り返り、「当初は丸目2灯のアメリカンなデザインを求められていたが、あれは大きなボディがあってこそ成立するもので、ちょっと違うなと感じていた」と回顧。「試行錯誤している中で、幼少のころのアメ車に憧れてデザインされた日本車のデザインを、今の時代に合わせて再デザインしてみようと思った」と説明。当時の情報がなく物も少なく、ただただクルマのデザインが輝いていた思い出が蘇れば嬉しい」とデザインの根本にある思いを語った。

株式会社光岡自動車 ミツオカ事業部 開発課 デザイナー 渡辺清和氏

 インテリアデザインを担当した光岡自動車 ミツオカ事業部 商品企画課 課長 兼 デザイナーの青木孝憲氏は、「限定100台のM55 Zero Editionは、M55で表現したかったことすべてを注ぎ込んだ御神体のようなモデルであるなら、今回のM55 1st Editionは少し肩の力を抜いてリラックスした状態で、オシャレな普段着のような感覚で乗れる1台としています」と紹介。また、「ファッションや行動、生活など多様なスタイルに合わせられるように、多様なバリエーションを用意した」と説明した。

株式会社光岡自動車 ミツオカ事業部 商品企画課 課長 兼 デザイナーの青木孝憲氏
カラーバリエーションサンプル

 なお、M55 1st Editionの値引き販売は一切しないほか、M55 Zero Editionは光岡自動車がホンダからシビックをまとめて100台購入してからの制作だったが、M55 1st Editionについては、都度ホンダから納入してもらえる段取りができているという。また、6MTのRSグレードをベースにしたグレード設定については、現状ホンダでも人気車種のため、なかなか導入に時間がかかるため設定していないとのこと。ただし、今後絶対に設定しないという訳ではないようだ。

実車M55 1st Editionの展示を全国でスタート!

 今回の正式発売を機に、全国のミツオカ取扱拠点にて「M55 1st Edition」の一斉展示が開始されるほか、11月28日~12月25日の期間、商談者先着10名にM55のオリジナルハンドタオルをプレゼントする「ミツオカプレミアムクリスマスフェア」が実施。また、12月27日~2026年1月7日までの12日間は、羽田空港の第2ターミナル2階にあるマーケットプレイス中央にて特別展示も実施される。

ハイブリッドのエントリーモデル「e:HEV LX」
ボディカラーはソニックグレーパール
リアガラスルーバーを装着した場合リアワイパーはなしとなる
ルーバーは水平に設計さているので後方視界は良好