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トヨタ、ミッドシップ4WDのGRヤリスMコンセプト ラリー仕様をラリチャレ岩手のプレイベントでデモ走行 試作1号車を小岩井農場で一般初公開

一般初公開されたGRヤリスMコンセプトのラリー仕様。GRヤリスMコンセプトの1号車であり、これがベースとなってサーキット仕様に発展していった

 TOYOTA GAZOO Racingは、2月7日から8日の2日間にわたって岩手県でトヨタラリーチャレンジのプレイベントである岩手大会を開催している。この岩手大会は、来年、再来年を見すえたイベントとなっており、今回の集客や満足度が今後の本大会開催につながってくる。

 TOYOTA GAZOO Racingは、このプレイベントでエンジンをミッドシップに搭載するよう改造したGRヤリスMコンセプトを持ち込み、地元出身のレーシングドライバーである佐々木雅弘選手の手によってデモラン。集まった多くの観客の前で雪上での走りを披露した。

佐々木雅弘選手によるGRヤリスMコンセプト 1号車のデモラン。こちらも世界初公開のデモラン

 外観から分かるように、このGRヤリスMコンセプトはスーパー耐久で走っているサーキット仕様ではなく、ラリー仕様となっている。今回のために新たにラリー仕様を製作したのか確認したところ、このGRヤリスMコンセプトはミッドシップ改造1号車であり、モリゾウ選手こと豊田章男会長や佐々木雅弘選手がフィンランドでテスト走行をしていた車両そのものとのこと。

 エンジンは、新開発の2.0リッター「G20型」ではなく、オリジナルGRヤリスと同じ1.6リッターの「G16型」。4WDも2.0リッター仕様よりもトルク容量の小さいカウンターギヤが用いられており、試作車両という雰囲気が漂う。

 冷却機構も、屋根の上にインタークーラーの導風口を設置。そこからリアエンジン上のインタークーラー(MORIZOと描かれている)に風を導いている。フロントドア後部には吸気口があり、雪上のデモラン時には雪が詰まったりしていた。

屋根上にあるインタークーラー導風口
ドア後部のエアインテーク
エンジン下部のリターン機構。このギヤで前方へ駆動力を持っていく
GRヤリスMコンセプトの後部に搭載された1.6リッターエンジン。この構成でモリゾウ選手らが味見をして、2.0リッターエンジン搭載車に発展していった
ラリー2とデモランを行なっての記念写真。多くの観客が集まった

 GRヤリスMコンセプト 1号車はトヨタ社内でテストには用いられていたものの、一般に公開されるのは初めて。さらに、一般公開の走行デモを行なうのも世界で初めてとなり、小岩井農場のデモラン会場に集まった観客は興味深くGRヤリスMコンセプト 1号車の走りを見ていた。