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ボルボ、新ユーザーエクスペリエンス「Volvo Car UX」を配信する史上最大規模のOTAアップデート開始
「Google Gemini」の会話型AI体験の準備も
2026年3月4日 16:31
- 2026年3月3日(現地時間) 発表
ボルボ・カーズは3月3日(現地時間)、Googleビルトイン搭載のボルボ車に対して、新しいユーザー・エクスペリエンス「Volvo Car UX」を配信する、これまでで最大規模となる無線(OTA:Over The Air)ソフトウェアアップデートを順次開始すると発表した。
同アップグレードは、Googleビルトイン搭載のボルボ車で、かつ2020年以降に生産された車両に乗るユーザーは無償で受けることができ、世界85か国で約250万台のボルボ車が対象となる。
「Volvo Car UX」では、センターディスプレイに、より使いやすい新レイアウトが導入され、各機能にアクセスするまでのタップ回数を減らすことで、ドライバーはより速く、簡単に、直感的な操作で車両とやりとりできるようになるという。
このアップデートとあわせて、ボルボ・カーズでは、Googleビルトインを搭載しながらPilot Assist(パイロット・アシスト)を備えていないすべてのユーザーに対し、同機能を購入して車両にダウンロードできる機会の提供も順次開始する。
また、今回のアップデートには、「Google Gemini」による会話型AI体験を最適に利用してもらうための準備も含まれ、同機能は今後、対象となる車両に順次提供される予定としている。
新ユーザー・エクスペリエンス「Volvo Car UX」
新ユーザー・エクスペリエンス「Volvo Car UX」は、Android Automotive OSをベースに、複数のGoogleサービスを標準装備したもので、最もよく使う機能に、これまでより少ないタップやクリックでアクセスでき、さらに素早く目的の操作をおこなえるようにした。
新しいレイアウトでは、ナビゲーションがより分かりやすく見やすくなり、デザインもより現代的で洗練されたものへと刷新。これらの改良の多くは、実際の使用状況に基づく調査やユーザーからのフィードバックを反映したものとしている。
このアップデートにより、すべてのボルボ車が現代的で一貫したデザインの考え方に統一され、たとえば、3年前の「XC40」ユーザーも、「EX90」オーナーと同様に快適でスムーズな操作をおこなえるとしている。
最大の変更点としては、地図やメディア、電話など最もよく使うアプリや操作がホーム画面にまとめて表示されるようになり、これにより、例えばナビゲーション案内を使いながら音楽を変えたい場合でも、Googleマップの画面を離れて操作する必要をなくした。さらに、状況に応じて表示内容が変わるコンテクスチュアルバーが設けられ、直近で使用したアプリなども表示され、低速走行時には車外カメラのアイコンが表示され、狭い場所での取り回しをサポートする。
PHEV(プラグインハイブリッド車)のドライバーにとっては、新しいユーザー・エクスペリエンスにより電動パワートレーンをより効果的に活用しやすくし、ホーム画面の「ドライブモード」から、「ピュア」モードを含む各種モードに簡単にアクセス可能になり、これによりハイブリッド走行から電気のみの走行への切り替えがワンタップで行なえるようになり、ドライバーはより自在に車両をコントロールできるようになるとしている。
ボルボ・カーズの最高技術責任者のアンダース・ベル氏は「今回のアップデートは、自動車業界の歴史においても最大級のOTAアップデートのひとつです。ボルボ・カーズが長年にわたり自社のソフトウエア基盤へ投資してきた成果を活かし、数百万ものお客さまの毎日のクルマでの体験を向上させるものです」と、述べるとともに「新しいユーザー・エクスペリエンスは、ドライバーが最もよく使う操作部分に大幅な進化をもたらし、ユーザーのニーズや期待に直接応えるものです」とコメントしている。


