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スーパーGT第2戦富士、36号車 au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が予選2位から逆転で優勝 開幕戦に続き2連勝
2026年5月5日 12:56
5月4日、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)でスーパーGT第2戦3時間レースが開催された。当初は雨模様が予想されていた決勝日だが、天候は晴れ。気温24℃という温かいというより、この季節にしてはやや暑い状況で決勝レースが行なわれた。
GT500クラスは予選2位からスタートした36号車 au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が、ポールポジションからスタートした14号車 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)を逆転し、開幕戦岡山に続き2連勝を飾った。3位は23号車 MOTUL Niterra Z(千代勝正/高星明誠)。号車こそ異なるものの、1位、2位はGRスープラ、3位はZが表彰台を占めた。
新型車であるプレリュードGTを投入したホンダ勢は、16号車 ARTA MUGEN HRC PRELUDE GT(野尻智紀/佐藤蓮)が最上位の5位。各所でバトルを繰り広げ見せ場は作ったが、岡山に続き上位勢に食い込めなかった。
36号車 au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)は、岡山で優勝していたため、全車の中で最も重い40kgのサクセスウェイトを搭載しての勝利。第1スティントでは、36号車 山下健太選手はトラブルを抱えており、14号車 福住仁嶺選手に20秒以上のビハインド。40周目にピットインし、給油とドライバー交代を終えた坪井翔選手の第2スティントではそのようなトラブルが発生せず、同じく40周目に給油とドライバー交代を行なった大嶋和也選手を追い詰める。
76周目に先手を打って36号車がピットイン。坪井選手はそのまま第3スティントを担当した。一方、14号車は78周目にピットインし、福住選手にドライバーチェンジ。コースに復帰したときには36号車が14号車の背後に迫っており、79周目に14号車を36号車が逆転した。
その後は、36号車がリードを広げ危うげなくトップでゴール。開幕戦岡山に続く逆転優勝で、GRスープラの、そして山下&坪井コンビの強さを見せつけた。
ゴール後のインタビューでは、山下選手にトラブルが起きていたことが明かされたほか、14号車と36号車ではタイヤ選択などが異なっていたという。14号車の大嶋選手はタイヤにコース状のタイヤカスが貼り付くピックアップ現象に悩まされていたといい、36号車の坪井選手は同様の現象は起きていたが、アグレッシブなステアリング操作をすることでペースは維持できていたという。
36号車のサクセスウェイトは最大の40kg、14号車のサクセスウェイトは16kg。重量差があるなか、36号車はレース戦略なども含め圧倒的な速さを見せつけた。
坪井選手は、スーパーGTのシリーズがマレーシア戦がキャンセルされ全7戦となるかで2連勝したいと語っていたが、見事にそれを実現した形になる。次は8月1日~2日開催の富士戦となるが、36号車、14号車はシリーズランキングで1位、2位となり大きなハンデを課せられるため、一般的には上位進出が難しい状況となる。
Z勢やプレリュードGT勢が巻き返すことができるかどうかが、シリーズとしての見どころとなるだろう。昨シーズンは、夏の富士戦でハンデなしのスプリントレースを導入したことで36号車が上位に入り、シリーズを逃げ切り3連覇した。今シーズンはスプリント戦の導入はないとスーパーGTを運営するGTアソシエイション 坂東代表は述べており、3か月のインターバル後に開催される夏の富士や鈴鹿での戦いに注目が集まる。
スーパーGT 第2戦富士 GT500順位表
| 順位 | No. | 車名 | 周回数 | 合計タイム / 差 | ドライバー1 | ベストラップ (Laps) | ドライバー2 | ベストラップ (Laps) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 36 | au TOM'S GR Supra | 115 | 3:00'31.710 | 坪井翔 | 1'30.291 (75) | 山下健太 | 1'30.193 (40) |
| 2 | 14 | ENEOS X PRIME GR Supra | 115 | 8.786 | 福住仁嶺 | 1'29.456 (77) | 大嶋和也 | 1'30.585 (38) |
| 3 | 23 | MOTUL Niterra Z | 115 | 41.388 | 千代勝正 | 1'30.664 (75) | 高星明誠 | 1'30.274 (40) |
| 4 | 39 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra | 115 | 42.46 | 関口雄飛 | 1'30.589 (43) | サッシャ・フェネストラズ | 1'30.659 (72) |
| 5 | 16 | ARTA MUGEN HRC PRELUDE GT | 115 | 54.657 | 野尻智紀 | 1'30.262 (41) | 佐藤蓮 | 1'30.917 (74) |
| 6 | 24 | REALIZE CORPORATION Z | 115 | 55.127 | 名取鉄平 | 1'30.161 (73) | 三宅淳詞 | 1'30.811 (42) |
| 7 | 12 | TRS IMPUL with SDG Z | 115 | +1'23.351 | 平峰一貴 | 1'30.960 (41) | ベルトラン・バゲット | 1'30.303 (74) |
| 8 | 100 | STANLEY HRC PRELUDE GT | 115 | +1'31.568 | 山本尚貴 | 1'30.483 (45) | 牧野任祐 | 1'30.702 (70) |
| 9 | 17 | Astemo HRC PRELUDE GT | 114 | 1 Lap | 塚越広大 | 1'31.005 (41) | 野村勇斗 | 1'30.274 (73) |
| 10 | 19 | WedsSport BANDOH GR Supra | 114 | 1 Lap | 国本雄資 | 1'31.112 (45) | 阪口晴南 | 1'31.236 (69) |
| 11 | 8 | ARTA MUGEN HRC PRELUDE GT | 114 | 1 Lap | 太田格之進 | 1'31.292 (44) | 大津弘樹 | 1'30.193 (70) |
| 12 | 64 | Modulo HRC PRELUDE GT | 112 | 3 Laps | 大草りき | 1'30.457 (39) | イゴール・オオムラ・フラガ | 1'31.892 (73) |
| 13 | 38 | KeePer CERUMO GR Supra | 86 | 完走扱い | 大湯都史樹 | 1'30.485 (43) | 小林利徠斗 | 1'30.251 (43) |
| - | 37 | Deloitte TOM'S GR Supra | 46 | リタイア | 笹原右京 | 1'30.927 (3) | ジュリアーノ・アレジ | 1'30.204 (43) |
38号車(大湯都史樹/小林利徠斗): 小林選手に他車への衝突によるドライブスルーペナルティ、大湯選手に走路外追い越しによる5秒タイムペナルティが科されています 。
37号車(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ):アレジ選手に他車への衝突による5秒タイムペナルティが科されています。

