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シトロエン、快適で個性的なシトロエンの魅力を表現した新型「C3 エアクロス」発表会

シトロエンは「快適さや使いやすさで幅広いお客さまに自然に受け入れていただけるブランドへと進化した」とStellantisジャパン成田社長

2026年7月24日 開催
新型「C3 エアクロス」とStellantisジャパン株式会社 代表取締役社長 成田仁氏(左)と、同フレンチブランド事業部長 小川隼平氏(右)

3列7人乗り+48VマイルドハイブリッドのコンパクトSUV

 シトロエン(Stellantisジャパン)は7月24日、新型「C3 エアクロス」の発表会を開催した。

 新型C3 エアクロスは、直列3気筒1.2リッターターボガソリンエンジンを搭載し、48Vハイブリッドシステムを採用するハイブリッドモデル。システム合計で最高出力107kW(145PS)を発生し、WLTCモード燃費は19.6km/Lを達成している。

 ボディサイズは4410×1790×1660mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは前モデルから65mm拡大した2670mm。国内で販売されるBセグメントSUVで唯一となる7人乗り・3列シートレイアウトを採用した。

 エクステリアデザインは、シトロエンの新しいデザイン言語を採用。大胆で力強いフロントフェイス、水平基調のバランスのとれたプロポーション、印象的なライトシグネチャー、ポップさが際立つツートーンルーフで、合理的なだけではない遊び心と豊かな感性、フランスブランドらしい価値を体現した。

 インテリアは、シトロエン独自の「C-Zen Lounge(シー ゼン ラウンジ)」コンセプトを採用し、リビングルームのように落ち着きのある空間を目指してデザインされており、水平基調のダッシュボードデザインと柔らかい素材を組み合わせることで、高い視認性と居心地を両立した。

 シートは、シトロエン独自の「Advanced Comfort(アドバンスト コンフォート)思想」に基づき、体を優しく支えて快適な乗り心地と座り心地を提供する「アドバンストコンフォートシート」を1列目と2列目に採用。3列目シートはアドバンストコンフォートシートではないものの、2列目とほぼ同じサイズの座面とすることで、座り心地を高めている。

新型C3 エアクロス
フロントマスクには新世代ブランドロゴを配置し、3つのセグメントに分割された特徴的なLEDヘッドライトを組み合わせることで、シトロエンと分かる印象的なフロントフェイスを演出。リアエンドもフロントと同じデザインを採用するとともに、水平基調のラインと立体的なデザインを用いることで、ワイド感と安定感を強調している。MAXグレードには、天然鉱物アラゴナイトの結晶構造から着想を得たデザインの17インチアロイホイール「ARAGONITE(アラゴナイト)」を採用
水平基調のインパネ
写真のMAXグレードでは、TEPレザーとライトグレーのファブリックを組み合わせ、明るく上質な室内空間を演出。PLUSグレードでは、ダークグレーのファブリックを採用し、インテリア全体に落ち着きと温かみのある雰囲気とした。3列目シートへのアクセスには、2列目シートを跳ね上げて行なう
ラゲッジルームは7人乗車時で約40L、5人乗車時で約330L、2列目・3列目シート前倒し時で約1470Lを確保
最高出力100kW(136PS)/5500rpm、最大トルク230Nm/1750rpmを発生する直列3気筒DOHC 1.2リッターターボエンジンに、最高出力15kW(20PS)/4264rpm、最大トルク51Nm/750-2499rpmを発生するモーターを採用する48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせる。トランスミッションは6速AT。WLTCモード燃費は19.6km/Lを達成

新たなシトロエンを表現する新型C3エアクロス

 発表会の冒頭では、シトロエンブランド CEO グザビエ・シャルドン氏からのビデオメッセージが流され、ブランドは日本を含め世界的に成長を続けていること、「ベルランゴ」「C5 エアクロス」に続き、新型C3 エアクロスもシトロエンブランドの成長を支えるモデルになるであろうという期待が語られた。

 また、パリモーターショーで80年ぶりに「2CV」を復活させることに触れ、「新型2CVは素晴らしいモデルになるでしょう。クルマ好きの皆さまには、きっと気に入っていただけると確信しています。ぜひパリモーターショーにご来場ください」と呼びかけた。

シトロエンブランド CEO グザビエ・シャルドン氏からビデオメッセージが届いた

 続けて、Stellantisジャパン 代表取締役社長 成田仁氏があいさつ。5月にStellantisが発表した「FaSTLAne 2030」について触れ、日本市場にとって特に重要だと思われるポイントとして「マルチエネルギー戦略の継続・強化」「共通プラットフォームによる競争力の強化」「地域への権限委譲」の3つを紹介。BEV一辺倒ではなく、顧客1人ひとりのライフスタイルに合わせたパワートレーンの選択肢を提供するとともに、プラットフォームの共通化が進んだとしても、それぞれのブランド商品でしっかりとした個性を出し、日本ならではのユーザーの声を商品や販売策に反映していくとした。

Stellantisジャパン株式会社 代表取締役社長 成田仁氏

 成田氏は、テクノロジーが変わり、プラットフォームの共通化が進んだとしても「シトロエンはシトロエン」であり、「魔法の絨毯の乗り心地であり、粋なフランス車であり、乗ると不思議と落ち着く快適空間である」と話し、「現代では故障や整備といったことがこれに結びつくことはありません。それはすでに昔の話です」と力強く言い切った。

 加えて、「数値化できる性能やスペックでは決して表すことができない世界が、現代のシトロエンにもしっかりと、かつ色濃く残っていると感じる」と印象を述べつつ、「かつてはこだわりを持つ人に愛されるブランドと言われてきました。その独特の個性は今も変わっていませんが、現代ではその快適さや使いやすさによって、より幅広いお客さまに自然に受け入れていただけるブランドへと進化を遂げています」と紹介。新型C3 エアクロスを「その魅力を最もよく表現した1台」と説明した。

 成田氏に続いて登壇したStellantisジャパン フレンチブランド事業部長 小川隼平氏は、新型C3 エアクロスを「7シーターという新しい価値を備えて、シトロエンのコンフォートに対する考え方を、現代のお客さまのニーズに合わせて新たに表現したモデル」と紹介。日本市場の登録車BセグメントSUVの割合は登録車全体の約15%という最大規模となる中で、明確に独自のポジションを貫き「シトロエンらしくあること」を武器に、「乗員全員が快適に過ごせるSUV」であると述べた。

Stellantisジャパン株式会社 フレンチブランド事業部長 小川隼平氏
シトロエンの3つの価値
シトロエンは常に人の快適さを追求するために技術を活用しているという。派手な技術ではなく、毎日の移動を快適にするための技術として、足まわりの開発テストでは、うねりのある道路でもワイングラスの水がこぼれないということが紹介された
新型C3 エアクロスのサイズ
新型C3と新型C3 エアクロスのサイズ比較

 小川氏は「シトロエンを語る上で欠かせないのがアドバンストコンフォートシート」と述べ、シトロエンの考えるコンフォートは単なる乗り心地ではなく、長距離を走っても疲れにくいこと、誰もが自然な姿勢で座れること、乗員全員がリラックスできることであると紹介。新型C3エアクロスには、路面からの衝撃を効果的に吸収し、“魔法の絨毯”のような滑らかな走りを実現する「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)」と、長距離移動でも疲れにくいアドバンストコンフォートシートが採用されており、「コストパフォーマンスが重視される小型SUVのカテゴリーでも“Advanced Comfort for Everyone”の思想を体現する。これが、シトロエンのブレないこだわりです」と、快適性へのこだわりを説明した。

 また、新型C3 エアクロス最大の特徴となる7人乗り3列シートは「もっと自由な使い方を提供するための手段の1つ」と述べ、普段は5人乗りSUVとして使いつつ、必要なときは7人乗車も可能とし、3列目シートをアレンジすることで車室内を有効活用できることをアピール。「7シーターはスペックではなく、シトロエンが考える自由の形です」と語った。

シートアレンジ
コンフォート性能について
パワートレーン

 最後に小川氏は「新型C3 エアクロスは単なる7人乗りSUVではございません。単なるハイブリッドSUVでもございません。シトロエンが100年以上追求してきた“Comfort for Everyone”の思想を具現化したクルマでございます。人のための空間、人の快適のための技術、移動するためのSUVではなく、人の時間を豊かにするSUV。新型C3 エアクロスはその新しい象徴です」と、新型C3 エアクロスの特徴をまとめた。

デザインについて
ボディカラー
新型C3 エアクロスのラインアップ