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アイシン、北海道の豊頃試験場で最新の電動化・知能化・ハイブリッド技術展示試乗会 吉田守孝社長は「移動の価値を創造する会社に」と
2026年9月3日 00:03
ハイブリッドトランスミッションやブレーキ部品などで知られるトヨタグループのグローバルサプライヤーであるアイシンは9月2日、同社が北海道中川郡豊頃町に持つ豊頃試験場において、最新の市販車や将来の市販車採用に向けて開発中の電動化・知能化・ハイブリッド技術の展示を実施。あわせて技術説明会を実施し、試験場における試乗会も行なった。
この技術展示試乗会は「“移動”の価値体験試乗会」として行なわれ、アイシングループのブレーキサプライヤーであるアドヴィックスも参加。走る、曲がる、止まるの各領域や、クルマの利便性を向上する技術が紹介された。
最新技術搭載車両としては、機能統合電動ユニットXin1を搭載した日産 SAKURA、シリーズパラレル式ハイブリッドを搭載した三菱自動車 エクスフォース、大容量FF2モーターハイブリッドを搭載したジープ(ステランティス)チェロキー、TEKIZAIボディを設置したテスラ モデルY、普及版回生協調ブレーキ AHB-Cを搭載したRAV4、次世代ブレーキシステム EMBを搭載したレクサス RZ、車両運動統合制御(パーソナライズ)を搭載したレクサス RZ、車両運動統合制御(コンバージョン)を搭載したレクサス RZ、AVS AIを搭載したレクサス ES、ストレスフリーエントリーを搭載したトヨタ アルファードを用意。雨とはなってしまったが、詳細な説明も実施した。
アイシン 取締役社長 吉田守孝氏は、試乗会開催にあたって「アイシンというのは、パワートレーンからブレーキ、シャシー、それを支える車体、それらをつなげる電子機器、地図データサービスなど、クルマの移動を支える事業を全部持っているかなと思います。昨今、電動化とか知能化とか言われ、制御であるとかソフトであるとか、あるいはAIを使ってどうしていくんだというところを我々も取り組んでいます。一方で、我々が大事にしている部品のすり合わせとか、部品の作り込みとか、それをどうやって生産するかというところが我々の強みであり、そこには引き続き力を入れます。最終的にはエンドユーザーあるいは自動車会社になりますので、人がどう運転するか、人がどう感じるか、というところも引き続き大事にし続けていこうと思っております」とあいさつした。
アイシンと言えば、近年はトヨタハイブリッドの主要部品を供給するグローバルサプライヤーとして特に注目を集めているが、自動車の主要部品を数多く供給していること、電動化・知能化・AI化への要求に応えるとともにソフトウェア開発に取り組んでいることを紹介。部品のすり合わせや作り込み、生産が強みであるとともに、ユーザーである人の感性に触れる部分を大事にしていきたいと語った。
また、アイシンのビジョンは「“移動”に感動を、未来に笑顔を。」を掲げており、それは「部品に感動をではなくて移動という価値に対して感動を与える。それは何なのか。今その移動の価値を創造する会社に変えていこうと」といい、「自動車会社のお客さまの向こうにいるエンドユーザーはこれから何を望むのか」という時代ごと、地域ごとに異なるニーズに対応していかなければならないという危機感を示した。
環境変化に打ち勝つ力については、「SPEED&AGILE」という方針を示しており、スピードを持って環境に先んじて準備し、関税影響や地域リスクなどについてはアジャイルに判断。「早く準備をして、最後はアジャイルに変えていくという両方がないと、過大な投資をして失敗してしまうようなところがある」と、会社の体質を、特にアジャイルな判断を強化していくという方針を語った。











