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トヨタ、ダイムラートラックやボルボ、ボッシュらとともに欧州の水素モビリティ拡大に向け協業拡大を宣言 中嶋裕樹副社長があいさつ
2026年9月15日 18:26
Daimler Truck(ダイムラートラック)、Volvo Group(ボルボグループ)、Bosch(ボッシュ)、Air Liquide(エア・リキード)、TotalEnergies社(トタルエナジーズ)、TEAL Mobility(ティール・モビリティ)、MB Energy(エムビー・エナジー)、トヨタ自動車は9月15日(現地時間)、ドイツ ハノーファーで開催されている世界最大級の商用車ショー「IAA TRANSPORTATION 2026 in Hannover」において、欧州の水素モビリティの拡大に向け、水素バリューチェーン全体で連携を強化していくことを共同で発表した。
この中で、物流事業者が水素を導入するにはディーゼル車と同等なコスト競争力を実現することが不可欠であるとの認識を示し、ドイツ政府の政策と産業界の連携を組み合わせることで、3つの主要な施策を通じて実現に向けて取り組んでいくという。
・インセンティブ制度および量産化による車両コストの低減
・より競争力のある水素サプライチェーンと温室効果ガス排出枠制度を活用した、ディーゼル燃料と競争可能な水準の水素充填価格の実現
・物流事業者に向けて、ゼロエミッション車に対する通行料免除などの運用上のインセンティブの提供
共同会見には、ダイムラートラック CEO Karin Radström(カリン・ラドストロム)氏、ボルボ・グループ CEO Martin Lundstedt(マーティン・ルンドステッド)氏ら各社の首脳クラスが参加。トヨタからは代表取締役副社長兼CTO(最高技術責任者)である中嶋裕樹氏が参加し、欧州の水素社会実現に向けて連携強化していくことを語った。
中嶋裕樹副社長あいさつ
水素バリューチェーン全体に関わるパートナーのみなさまと、本日この場に立てることを大変うれしく思います。
トヨタは30年以上にわたり水素技術の開発を進めてきました。なぜなら、水素には脱炭素化だけでなく、エネルギーのレジリエンス向上にも大きな可能性があると考えているからです。
カーボンニュートラルの実現に向けて、単一の解決策はありません。バッテリEVと燃料電池EVは、どちらも将来に向けて重要な選択肢です。特に燃料電池は、長距離走行、高積載、短時間での補給、そして高い運用柔軟性が求められる大型商用車用途に適しています。
水素モビリティを成功させるためには、バリューチェーン全体にわたる連携が必要です。安定した水素供給、利便性の高い充填インフラ、そして競争力のあるTCO(総保有コスト)を実現する価格水準が求められます。
だからこそ、本日の連携には大きな意義があります。産業界のプレーヤー、インフラ事業者、そして政策面での支援が一堂に会しています。ドイツはこの分野においてリーダーシップを示しています。
大型商用車分野において、トヨタはダイムラートラックおよびボルボグループによる燃料電池合弁会社であるcellcentricとの連携を進めていきたいと考えています。
cellcentricとトヨタ、それぞれの強みを組み合わせることで、次世代燃料電池システムをより迅速に市場へ提供できるようになるでしょう。
また、先日発表したとおり、ScaniaおよびIVECOとも協力し、水素を活用した大型輸送の普及加速に取り組んでいます。
さらに、BMWとは長年にわたるパートナーシップを築いており、現在は第3世代燃料電池システムの共同開発を進めることで、燃料電池乗用車の普及拡大に取り組んでいます。



