ニュース

スズキと「ストリートファイター6」のコラボバイク「Hayabusa Tuned by JURI」限定販売決定 100台規模で価格は「手の届く範囲」を目指す

2026年9月17日〜21日 開催
東京ゲームショウ2026のスズキ二輪車ブースに展示された「Hayabusa Tuned by JURI」

 スズキは、カプコンの人気対戦格闘ゲーム「ストリートファイター6」のキャラクター「ジュリ」とコラボレーションしたバイク「Hayabusa Tuned by JURI」を、日本や海外市場にて数量限定で販売することを決定。「東京ゲームショウ2026」(幕張メッセ:9月17日〜21日開催)の会場内において車両を展示している。

 販売台数は全世界で限定100台規模を目標にしており、デリバリーは2027年春ごろを目指して開発と準備が進められている。通常の生産ラインとは異なるメイドインジャパンの職人技による特別塗装が施される一品もので、注目の価格は現時点で未定となっているものの、「手の届く範囲」を目指して調整が行なわれている。

 ベース車両となる「ハヤブサ(Hayabusa)」は、1999年の初代登場以来、「Ultimate Sport(究極のスポーツバイク)」をコンセプトに、圧倒的な動力性能と空力特性を備えたスズキの旗艦モデルとして世界中で根強い人気を誇るモデルの1台。

 今回の「Hayabusa Tuned by JURI」は、2026年3月に開催された世界大会「CAPCOM CUP 12」などで初展示され、来場者から市販化を望む声とともに、「どうやって免許を取れば乗れるのか」といった熱烈な反響が寄せられたことで、品質や量産信頼性を確保した上での市販化が決定した。

「Hayabusa Tuned by JURI」限定販売決定の背景について語ったスズキ株式会社の伊勢敬常務役員

 スズキ二輪車ブースで行なわれた囲み取材に登壇した、スズキ 二輪事業本部長 常務役員の伊勢敬氏は、「単なるキャラクターコラボレーションではなく、ゲームとモビリティの融合による新しい体験価値の創出を目指した取り組みです」と今回のプロジェクトについて説明。

 若い社内メンバーが中心となって立ち上げたプロジェクトであり、伊勢氏自身もCAPCOM CUP 12の現場に足を運んで熱気を体感。「風を感じて人間が思うどおりに扱えるバイクの非日常感と、人間同士が真剣に向き合うeスポーツの世界観は非常にマッチしている」との印象を語った。

 また、伊勢氏は「既存のHayabusaファンはもちろん、バイクの世界を知らない方や若い人、初めてスポーツバイクに乗る方にも、所有する喜びを感じてほしい。メーカーとして新たなバイクファンを増やしたいという強い思いがあります」などと狙いを明かした。

 気になる価格設定については、「創業者である鈴木道雄の『皆様の手に届く製品を作る』というスピリッツを受け継ぎ、飾り物ではなく実際に乗っていただける手に届くレベルを目指して努力したい」と述べ、ファンに寄り添う姿勢を示した。

通常ラインとは異なる職人技の手作業で仕上げられる「Hayabusa Tuned by JURI」

 また、全世界で限定100台規模という台数にとどまる理由については、「塗装は通常の生産ラインには乗らない完全な職人技の手作業で、メイドインジャパンの作り込みを行なっています。ラインとは別物と言える仕上げだからこそ、どうしても数が出せないのです」と解説。高い職人技術と情熱が注ぎ込まれた仕様になるようだ。

 なお、会場のスズキ二輪車ブースで展示車両にまたがって写真撮影を行なった来場者には、先着で限定ノベルティ「粗品風発売決定記念タオル」が配布されるほか、同日公開の特設Webサイト「Suzuki Imaginary Network」では市販化に至るオリジナルストーリーも楽しめる。また、四輪車ブースには「ブランカ」とコラボした軽トラック「キャリイ Blanka Base Camp」も展示されている。

スズキ二輪車ブースで展示車両にまたがって写真撮影が行なえる
四輪車ブースには「ブランカ」とコラボした軽トラック「キャリイ Blanka Base Camp」が展示されている