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トヨタ、2027年の世界ラリー選手権はGRセリカ ラリー1とGRヤリス ラリー1で参戦 TOYOTA RACINGとGAZOO Racing TOYOTAの2チームに

トヨタは2チーム・2カー体制で戦う。各チームは3台運用し、最大6台のラリーマシンを1つの戦いに投入する可能性があるという

 TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは11月3日、本拠地のあるフィンランドにおいて2027年のWRC(世界ラリー選手権)の体制発表会を開催している。チーム代表のヤリ-マティ・ラトバラ氏らが登壇したこのイベントにおいて、スポーティング・ディレクターを務めるカイ・リンドストローム氏は、2027年は2チーム・2種類のクルマでの体制での参戦になると発表した。

 リンドストローム氏によると、1つのチームはTOYOTA RACING(トヨタレーシング)となりGRセリカ ラリー1で戦うことになるという。もう一つのチームはGAZOO Racing TOYOTAとなり、2027年型のGRヤリス ラリー1で参戦する。

GRセリカ ラリー1で戦うTOYOTA RACINGのドライバー/コドライバー

 GRセリカ ラリー1で戦うTOYOTA RACINGのドライバー/コドライバーは、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン、オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン、サミ・パヤリ/マルコ・サルミネンの6名。

 GRヤリス ラリー1で戦うGAZOO Racing TOYOTAのドライバー/コドライバーは、オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ、勝田貴元/アーロン・ジョンストン、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンの6名になる。

GRヤリス ラリー1で戦うGAZOO Racing TOYOTAのドライバー/コドライバー

エルフィン・エバンス(TOYOTA RACINGドライバー)

私たちにとってもチームにとっても、今シーズンは非常に素晴らしいシーズンとなりました。これまで何度かあと一歩のところまで迫っていた中で、ついに世界選手権のタイトルを獲得できたことは本当に特別なことでした。これまで変わらず私たちを支え、信じ続けてくださった全ての皆さま、特にチームの皆には本当に感謝しています。チームとは、常にさらなる向上と達成を追い求めたいという共通した姿勢を持っていると思っています。WRCの新たな時代を迎える中で、目標を共有するチームと共に8年目のシーズンに臨めることをとてもうれしく思います。世間の関心はすでに来年にあり、新しいマシンでどのようになるのかに注目が集まっています。これまで慣れ親しんできたものとは大きく異なるため、全員がそれに適応し、最大限の性能を引き出すべく取り組まなければなりません。その挑戦が楽しみですし、チームと一緒に素晴らしい成果を上げ続けたいと思っています。

オリバー・ソルベルグ (TOYOTA RACINGドライバー)

チームと過ごした初めてのフルシーズンは素晴らしいものでした。大きな喜びを味わえた一方で、厳しい場面もあり、波乱に富んだシーズンでしたが、多くのことを学ぶことができました。最後の瞬間までチャンピオンシップを争えたことは本当に特別な経験でした。得られた成果や学んだことを生かし、前に進んでいきたいと思います。トヨタのドライバーになることは私の夢でしたので、新たな時代をチームと共に迎えられること、そして新しい車両の開発に携われることは本当に楽しみです。来シーズンは、誰にとっても新しい挑戦になるため、再び多くのことを学び、適応していく必要があります。皆さんに楽しんでいただける素晴らしい競争をお見せできることを願っています。これからも全力を尽くし、ドライビングや競争を楽しみながら、さらに良い結果を目指します。

サミ・パヤリ (TOYOTA RACINGドライバー)

2026年シーズンの結果と私たちが成し遂げた進歩にはとても満足しています。3勝と9回の表彰台、そして最終戦までチャンピオン争いに加われたことは、自分たちの予想を超えた結果でした。さまざまなタイプのラリーで競争力があることを証明できたと思いますし、今後に向けて大きな自信にもなりました。私たちを支え、成長や進化の機会を与えてくれたチームには本当に感謝しています。私はまだ若いので、さらに改善し、より強くなれる分野があることを理解しています。来年は新しい車両が導入され、誰にとっても全く新しいシーズンになります。そのため、学ぶべきことも増えますが、その挑戦を楽しみにしています。これまで成し遂げてきたことをさらに発展させ、努力を続けながら、素晴らしい瞬間をもっと味わえればと思います。

オィット・タナック (GAZOO Racing TOYOTAドライバー)

マルティンと一緒に、世界チャンピオンを獲得したこのチームに戻れることをとても光栄に思っています。以前チームに所属していた頃には良い思い出がたくさんあり、チームの皆さん及びチームが成し遂げてきたことに敬意を持っています。ですので、開発担当として、今年また一緒に仕事を始められたことは非常にうれしいことでした。競技から少し離れて過ごす時間も楽しみましたが、運転に対する気持ちは強く残っており、新しい開発プロジェクトに関わることは、興味深い挑戦でした。技術面で非常に大きな変化があるため、ここまでの過程で私たちは多くのことを発見し、学んできました。今後も開発を継続し、来シーズンには新しい車両で競技に参戦できるのが楽しみです。誰にとっても新たなスタートとなり、まだ分からないこともたくさんあります。しかし、再びステージに戻り、チームと力を合わせて良い結果を目指して戦えることを楽しみにしています。

勝田貴元 (GAZOO Racing TOYOTAドライバー)

今年は特別な1年になりました。WRCで初勝利を挙げ、長年目標としてきたことを成し遂げることができたからです。この道のりを支えてくれた全ての皆さんに心から感謝しています。ですが、私には、世界選手権のタイトルを争うという、さらに大きな目標があります。そのためには、これからも努力を続け、成長していかなければなりません。チームのおかげで、史上最速クラスのラリーカーを運転できたことをとても誇りに思い、ありがたく感じています。そして今は、新たな挑戦を心から楽しみにしています。新しい車両がどのように進化していくのかを見るのはとても興味深いですし、できるだけ早く適応できるよう努めます。また、オィットとカッレが戻ってくることも、私にとってとても特別なことです。2人とも長年にわたって私を助けてくれた大切な友人です。彼らとチームメートとして一緒に仕事をし、共に戦えることが本当に楽しみです。

カッレ・ロバンペラ (GAZOO Racing TOYOTAドライバー)

来年、GR、そしてヨンネと共に再びラリーに参戦できる機会を得られたことを本当にうれしく思っています。このチームは私にとって、いつも家族のような存在で、今シーズン中もチームを離れたという実感があまりなかったほどです。今はこれまでとは違うことに取り組める機会を楽しんでいますが、ラリーは私の人生の大きな一部を占めてきたので、自然と運転したい気持ちが強くなりました。今年はまず健康を取り戻すことが最優先でしたが、再び運転できる状態になった後、チームから開発車両のテストを行う機会を与えていただき、そこから来シーズンに向けた計画を立て始めました。興味深いタイミングで復帰することになりますし、新しい車両はこれまでのものとは大きく異なるため、私にとって新たな挑戦としてとても楽しみです。何よりも、運転と競技を楽しみ、車両について学びながら、チームと共に何ができるのかを見極めていきたいと思います。