I&S BBDO、休日高速料金上限1000円に関する調査結果を発表 渋滞による疲労で1000円の恩恵は相殺との意見も |
2009年6月23日発表
広告マーケティング会社であるBBDOワールドワイドの一員として広告などを手がけるI&S BBDOは、「休日高速道路料金上限1000円」について調査を行い、そのリサーチ結果を発表した。
調査対象は20~69歳男女個人で計600サンプル。調査方法はインターネット調査で調査地域は東京、神奈川、千葉、埼玉。調査時期は2009年5月29日~6月1日。
対象者のうち7割が自動車を保有しており、そのうち66.9%の人がETC車載器を取り付けている。ETC車載器の取付時期に関しては、2008年までがそれぞれの年で14~15%なのに対し、ETC車載器購入助成の始まった2009年の3月から調査実施日までの約3カ月の間に装着した人が、全体の1割にのぼる。
ETC利用者のうち、上限1000円割り引きを利用した人は4割で、GW(ゴールデンウィーク)に利用した人が多く、渋滞に巻き込まれた人の意見では1000円化の価値も「疲労と相殺」という意見も見られた。逆に渋滞に遭わなかった人は、「安く済み、大満足」と答えており、1000円の価値は渋滞の有無によって左右されている模様とのこと。
また、すべての高速道路において1000円化されると誤解していた人も多く、情報の周知が行き届いていなかった状況も見える結果となっている。
(瀬戸 学)
2009年 6月 23日